次に繋げるを意識した。
ふと思い出したのでさくっと。。。
先日、大学時代の恩師より連絡を受けた。
私は外国語学部系出身で中国語を専攻していた。多くの学生は大学2、3年時に短期、長期の留学を経験するのが大多数だ。
コロナの影響もあり、今年の3年生の代では去年は当然留学が叶わず、今年も現状ではビザが降りず不可であろうとのこと。
留学の経験がないまま就活に挑まなければならないということで何かアドバイスが欲しいというざっくりとした依頼だった。
私は大学時代に中国とカナダへそれぞれ半年、1年と留学経験した。就活の時にはそれらが大きな武器になったし、自分を大きく変えた経験といっても過言ではない。
ただ語学を取得するだけのものではなく、外国で生活の中、学校生活の中で培われる柔軟性や、調整力、また何より異文化との体験は非常に大きな経験となる。その経験が失われた彼らに何を話せばいいか考えたが中々出てこない日々が続いたので自分の当時の記憶を探ってみることにした。
留学の体験記なんて、インターネットに溢れているので詳細を日記のように綴ることは控えようと思う。
ただ当時強く思いを持っていたのは”繋げる”ことだった。
留学している時期、いわば語学生の時期というのは大変だが人生で一番楽しい時間だったと当時確信して過ごしていた。明らかに今まで過ごした時間とは違う時間が流れていたし、自分が誰よりも自由を謳歌している、誰よりも自由、まさに自由を感じていた。
勉強していても勉強だし、遊んでいても勉強になる、家に引きこもる以外は全てが勉強になるのが語学留学だった。
ただやはりこんな時間は一生続くわけではないので決めた期間が終わると帰国しなければならない。人によっては大学を転校してそのまま暮らす選択をする人もいたが、多くは帰国する選択をしていた。
中国へ留学していたころ、セメスターの終わりが近づいてくる頃にみんなこの後どうするのと会話すると様々だった。別国へ他の言語を勉強する人、大学に入り直す人、中国で仕事をする人、選択はどうあれみんなこの期間を意味あるものとして次に繋げていた。
ここでの友人というのは米国人、韓国人、ベトナム人など年齢も20代後半〜30代だ。明らかな視野の違いを思いっきり味わった。同じ時間学校で学んだ内容に差はなくても、過ごした時間の生かし方には大きな差があった。
留学とは単発的な時間で終わればいつもの日常に戻ると思っていたが、そうか繋げることか。と強く感じたのを今でも覚えている。
その後、私はカナダ行きを決めた。そしてその経験がビジネスにのめり込むきっかけとなった。
経ってみれば、結果あのときのあの出来事が今に繋がると思うことはたくさんあるが、狙って繋げてみる経験はやはりその後得れる経験値が違うなと。
その経過で見落とすチャンスも拾いやすいくなる気がする。
さて何を彼らに伝えようか。もう少し考えよう。
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