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おばさんはサンタクロース

Q)やりたい事はなんですか?
A)サンタクロース!

宝くじ10億円当たったら、サンタクロースになりたいと常々思っていた。お金持ちであることは隠して、日本全国を行脚し、真っ直ぐに生きようとしているのに、ちょっとお金に困ってる人を見つけては、お金を落としていく。落としたら、次の街へ。おばさんは、サンタクロース。恋人がサンタクロースなら、恋人にしか優しくないが、おばさんサンタクロースは、真面目に生きている人全てに優しい。

ほっしーさんの記事を読んだ。

なんと心温まる記事か。世知辛い世の中に、既にサンタクロースになっている人を発見してしまい、宝くじが当たったらなどと言っている自分が恥ずかしくなった。というわけで、私も乗っかりサンタクロースになるべく、協賛している書店蔦屋家電へと向かった。店内には、ブックサンタの張り紙がない。

えぇーサイトには名前あったけど、やめはりました?

本を選んだ後に、やってませんよ?と言われると困るので、本を選ぶ前にレジに行き「ブックサンタに協賛されてますか?」と聞いた。「やってますよ」ということで、本を選ぶ。サイトには0〜18歳まで対象とあった。この記事を読んで、夫に「私もサンタクロースになる!!」とワンピースさながら鼻息荒く伝えると、「じゃあ僕からのものも選んどいてよ」と言われていたので、夫推奨の地球について書かれてある図鑑と、宇宙について書かれてある図鑑を手に取った。

重てぇ。。。

更に、動物図鑑と人体図鑑2冊。

さらに重てぇ。。。

書店に行ってから気づいたのだが、おススメの本はリストを作って出かけるべきであった。図鑑はともかく、小説などは、内容を知らないとおススメは出来ない。しかも蔦屋家電は、オシャンな家電やカフェコーナーなどが隣接しており、本を探しづらい。そして左腕には、図鑑が重くのしかかる。ここで、自分のおススメ本は次回に回し、図鑑と絵本に集中することに決めた。絵本は2階ですよと言われて、1階で選んだ本を布製カゴに入れてもらい2階へ。祝日に来てしまったので、小さい子連れの家族がいっぱい。

子(4歳ぐらい)「ねぇー買ってよぅー」
親「今日は買わないって言ったでしょ」

買わないならなんで店に連れてきてん。見たら、欲しくなって当たり前やろ。一冊ぐらい買ったりや。などという悪態が胸に込み上げる。

あかんあかん、サンタクロース、こんな悪態つかへん。
私はサンタ、私はサンタと唱えながら絵本を選ぶ。

息子が読んでいた絵本は見つからず、仕方がないので良さげなのを数冊持った所で、左手が言った。

左手「千由さんこれ以上は持てません」

人も多いし、落ち着いて選べる感じじゃなかったので、レジへ。チラシとシールをいただいた。

レジで、このブックサンタは年間通して出来るのですか?と聞いたのだが、「今年から協賛するので、よくわからなくて。。。クリスマスまではやってます」と言うので、次回は私のおススメ本をリストにし、違う書店に行ってみよう。(ごめんね、蔦屋家電)

あなたもサンタクロースになりませんか?


※イラストお借りしました。syudynoteさん、ありがとうございます。

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