見出し画像

プロフィール的なもの1:私の「学生期」物語 

「なんで自分ってこんな人生なんだろう」と考える人も多いと思う。
私もその中の一人だ。

子供の頃から親の仕事のせいで親子のコミュニケーションが取れず、
しかも親は子供に構う事も、興味も無かったのか、
私は早くから精神的な面で自立しなきゃならなかった。
当時は本当に本当に寂しくて、ずっと我慢して我慢して。
子供の私はいつも「なんで私だけこんな思いしなきゃならないの?」
「どうしてこんな家の子供に生まれて来ちゃったの?」って感じていた。

自分のことしか考えず好き勝手する母親。
長男第一主義の父親。

結局、両親は私が中学3年生の冬に離婚した。
離婚するまでは毎晩毎晩怒鳴り合いのケンカで、
高校受験に向けて夜中まで勉強している私にとっては
両親の毎晩のケンカがとても邪魔だった。

まだ中学生だった私はそんな両親に向かって言った一言がある。

「そんなに喧嘩するならさっさと離婚してよ、こっちは受験勉強してるんだから。
受験に失敗したらあなた達のせいだから」

正直、いまでもこの時の情景をリアルに思い出せる。
こんなセリフを吐く中学生はなかなか居ないよね。
それだけ私は自分が生き抜く為に、子供の頃から自立しなきゃならなかった。

そして両親は離婚。
母親は「私は子供なんかいらないから出ていく」と言って出て行った。

その後数ヶ月経って父親が再婚するため、長男の弟だけを手元に残し、
私は家を追い出された。
私は行くところが無くなったので、仕方なく私を捨てた母の元に行った。
私は子供を引き取るのに前向きではない母と暮らし始めた。

私は無事希望する学校に受かり、新しい友達も出来て
学校生活自体は楽しく過ごした。
この高校生活がなければ、もっと寂しくて苦しい生活だったと思う。
そしてもっと自分の運命を恨んでたかもしれない。
学校の生活だけが唯一の光だった。

そんな楽しかった高校生活も終わり、私は親元を離れ東京に出た。
これからは自分の好きなように生きようと心に決めて。

またこれから困難な人生になるなんて思いもせずに。

これが私の「家生期」の物語

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?