枕神をご存知か？

タイトルは忘れたが、小学生の頃に読んだ児童文庫のお話だったと思う。例えば、翌朝7時に起きたい時、寝る前にとある儀式をするのである。

「枕神よ、枕神。私は7時に起こしておくれ～」

と枕に向かってお願いするのだ。3回同じ言葉を繰り返し、そして眠りにつく。すると、翌朝7時に目がぱっちりと開く、というお話である。

子供だましと侮るなかれ、これが結構効く。

ただ、毎日だと効果が薄れる（ような気がする）。本当に、ここぞ！という時に枕神に頼るのが良いのかもしれない。すると不思議なもので、目覚まし時計よりも少し早く起きれたりするものだから、私は今でも枕神さまにはお世話になっている。

要するに、暗示なのだろう。
「自分は明日の〇時に絶対起きなければならない！」
と言い聞かせながら眠ると、体内時計のような何かがその時間を報せてくれるのかもしれない。3時間くらいしか眠れないような時でも、休めているかはともかく、きちんと起きれたりするから不思議だ。

枕神さま、今後もどうぞよろしくお願いします。