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何十年も前の入社式から、社会人へ贈る言葉

本日、入社の皆さん(入学の皆さん)おめでとうございます。

コロナになって3年目、集合の入社式の会社はまだ少ないのでしょうか?
希望を胸に頑張ってほしいなあ。

私も何十年も前に入社式。桜がまだ咲いていない寒い日でした。
非上場企業ながら大手食品メーカーに入社し時、同期は東京だけで50人くらいいたでしょうか?
あれからあっという間に、月日が流れました。

朝の集合時間から緊張の連続。
慣れない生活に「働くってこんなに疲れることなんだ」
緊張がほぐれることはありませんでした。

仕事を覚えるために、他部署を1週間単位で回り仕事の体験をします。
そして部署の長が「新入社員への言葉」をいろいろと掛けてくれます。

にこりともできず、聞いている新入社員。
緊張の連続で余裕がありません。

コールセンターの部署に訪問した時に、女性の先輩社員があふれるばかりの笑顔で迎えてくれたのです。


「緊張しちゃうね、ゆっくり仕事は覚えればいいから」
といって肩をトントンと叩いてくれたのです。
私の顔が相当こわばっていたのでしょう(笑)


それだけで数日の緊張が一気にほぐれたのを覚えています。
「ゆっくりやっていけばいい」
何より、あの満面の笑み、天使のように見えました。

私もあんな先輩になりたいなあ
今でも覚えています。何十年も昔のあの先輩の笑顔。
笑顔は人の心をほっとさせるなあ、自分も忘れちゃいけないなあ、と思っていたのに・・・。

新卒で入社した会社は4年でやめ、ベンチャー企業に就職し、その後28才で独立して人材派遣会社を経営するなんて思いもよらない人生になりました。

仕事中の自分は何十年も笑顔を忘れて、
厳しさだけを追求し、仕事をしてきたしまった。今でもそれを恥じ後悔しています。

あの時の先輩の笑顔と「少しづつ慣れていけばいいのよ」といった優しい言葉をどうして忘れてしまったのか。
この時期になると思いだすエピソードです。




#やさしさを感じた言葉

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