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【ちょっとひと手間】おいしいカレーの作り方

みなさんのおうちのカレーはどんなカレーですか?

使うお肉は決まっている?
こだわりのスパイスを使う?
隠し味にいつもアレを入れている?(笑)

カレーって、家庭ごとに味や作り方が違いますよね。

私は、カレーの作り方には、ほんの少しだけこだわりがあります。
ちょっとしたひと手間で、いつものカレーがおいしくなるんです。

私がおいしいと思うカレー

まず、私がおいしいと思うカレーについて、簡単にまとめておきますね。

ルーがとろとろ
野菜の甘みを感じられる
コクがある
1日目も3日目もおいしい

ルーがとろとろ

とろとろのルーがかかったカレーが大好きです。
シャバシャバのカレーはどうにも食べにくく、スープカレーかな?と思ってしまいます。

ルーをご飯にかけた時に、米粒の隙間から流れ落ちるようなルーは少し苦手です。
ご飯とルーがいい感じに混ざる量が、ひとくち分のスプーンに乗っていてほしいのです…。

学校給食のカレーもとろとろですよね。
あのとろとろ具合に、懐かしさや安心感を求めているのかもしれません。

野菜の甘みを感じられる

カレーにはにんじん、じゃがいも、たまねぎしか使いません。

私は、肉、魚、野菜の中で、野菜が1番好きです。
父方の祖父母も、母方の祖父母も畑をやっていて、子どもの頃はよく畑に行き、遊んだり、手伝いをしたりしました。

野菜は、しっかり煮込むことで甘みが増し、苦みやえぐみが抑えられるものが多いです。

特にカレーに入れる玉ねぎは、煮込む前にしっかりと炒めると、甘みがグッと増します。

コクがある

なんだか物足りないと感じるカレーは、ルーやスパイスの味しかしない、カレーの味はするけれど、なんとなくご飯がすすまないなど、おいしさに欠けます。

おいしい!と思うカレーには、しっかりとしたコクがあります。
味が濃い、濃厚であるということではありません。
甘みやうま味が合わさって「いい味出てる」カレーなんです。

カレーに使うお肉によって、コクの深さが違うなあと思っていましたが、どうやらお肉の脂肪分が関係しているそうです。

うま味が深く濃い場合の表現。味の基本となる甘味、酸味、塩味、苦味、うま味(五原味という)のうちの複数のものが味覚細胞を刺激し、さらに相乗効果を生じたときに感じるものと考えられているが、肉の脂肪もコクには大きくかかわっている。
公益財団法人 日本食肉消費センター

しっかりコクを出したい!と思う方は、脂肪分の多い牛肉を使うといいかもしれませんね。

1日目も3日目もおいしい

おいしいカレーができた!大成功!と思ったときは、出来たてのカレーも、3日目のカレーと同じようにおいしいです。

私が思う1日目のカレーと3日目のカレーの違いは、野菜にどれくらいルーが染みているかです。
冷蔵庫で少し寝かせたカレーは、ルーの染み具合が違います。
ルーや、肉や野菜のうまみがしっかり混ざり、味が馴染んでいます。

しっかりとコクがあるとろとろのカレーは、冷蔵庫で寝かせなくてもおいしいんです。

カレーがおいしくなるちょっとしたひと手間

玉ねぎはバターで炒める

私はいつも、カレーを1回で4~6食分作ります。
旦那と私で2日~3日かけて食べられる量です。

使う玉ねぎの量は、大きめの玉ねぎなら2個、小さめや中くらいの玉ねぎなら2個~3個です。

1つ目のちょっとしたひと手間は、煮込む前の玉ねぎを「バター」で炒めることです。
無塩バターではなく、有塩バターを使います。

ちょっと多いかな?くらいのバターを使います

バターで炒めることで、コクのあるカレーになります。

サラダ油で炒めた場合と、バターで炒めた場合のカレーを何度も食べ比べてたどり着いた結果です。

このあとの行程でお肉を炒めるときはサラダ油を使うのですが、玉ねぎはぜひバターで炒めてください。
無塩バターしかないときは、塩をひとつまみ足しましょう。

玉ねぎはしっかり炒める

とろとろで甘みのあるカレーを作るには、玉ねぎを炒める行程がとても重要です。
玉ねぎをどれくらい炒めるかで、カレーがおいしくなるかどうかが決まる!と言っても過言ではありません。

ん?玉ねぎを「しっかり」炒める?どのくらい?
これくらいです!

焦げないように混ぜ続ける。やけどに注意!

飴色になるまでです。
鍋がとても熱くなるので、やけどに十分注意しましょう。

このときのポイントは、焦げた玉ねぎをそのままにしないことです。

焦げた玉ねぎは、そのまま苦みとなってしまいます。
ルーのコクや野菜のうまみを邪魔してしまいますので、取り除きましょう。

どうしても焦げてしまうときは、ときどき水を少量ずつ足しながら炒めてください。

玉ねぎが飴色になったら、いったん取り出します。
鍋を洗わずに、サラダ油をしいて、肉、野菜、飴色玉ねぎの順に入れて炒めます。

スパイスを使って風味をプラス

スパイスの中で1番好きなのはクミン!

私は「ちょっといいカレー」が食べたいときは、スパイスを使います。

スパイスは、油で炒めると香りが広がります。
肉と一緒に炒めるのがベストです。
油にお肉のうまみとスパイスの香りが移ります。

ガラムマサラは、数種類のスパイスがミックスされています。
香りはカレー粉に近いです。

オールスパイスは、肉の臭み消しに使われるスパイスです。
ハンバーグやミートソースを作るときにも使われます。
少し苦い香りがするスパイスです。
入れすぎるとルーにえぐみが出るので少量にしておきましょう。

クミンは、カレーのような香りの中にも爽やかさのあるスパイスです。
私は、カレー以外にも、キャロットラぺによく使います。
おしゃれなカフェで食べるデリのような風味になるのでおすすめです。

ルーは予熱で溶かす

すべての材料に火が通ったら、ルーを入れます。
火を止めて、ルーがすべて浸かるように入れましょう。
予熱で自然に溶けるのを待ちます。

火を止めてルーを溶かすのは、必要以上に熱を入れるとカレーの風味が飛んでしまうからです。

使うルーはなんでもいいです。
2種類のルーを混ぜるより、1種類のみにした方が味が決まるので、私は1種類のみを使います。

ルーを入れて5分~10分経ったら、ゆっくりと混ぜます。

混ぜる時は、おたまではなく木べらを使うのがおすすめです。
おたまで混ぜると、ほろほろになったじゃがいもが崩れたり、鍋が傷ついたりするからです。

私は大きめの野菜がごろごろと入っているカレーが好きです。
野菜が崩れてしまうのを防ぐために、お皿に盛るときだけおたまを使うようにしています。

作る余裕があるときだけでいい

いつも食べている晩ごはんが、ちょっといい食材を使っていたり、好きなものがトッピングされていたりすると、少し嬉しいですよね。

できれば毎回おいしいカレーが食べたいのが本音ですが、家事や育児、家族の予定などもあり、毎回できるわけではありません。

心に余裕がなさ過ぎて適当に作って、失敗することもあります。
割と適当に作ってもおいしいカレーを作るのを、失敗するんです。

でも、今日は心に余裕があるかも、玉ねぎをじっくり炒めるのもいいかも、そんな時間があるときだけでいいんです。

ぜひやってみてください。
ちょっとしたひと手間で、気分が上がります。

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