見出し画像

読書会記録 春だから読みたい本

Chiyoda updateえりこです。春になって、新しい生活が始まる方も多いときに、あらためて読みたい本を皆で持ち寄りました。
 私たちは、月に1回第1土曜の朝、6:00〜オンラインで読書会を開催しています。事前に読んでくる必要はありません。お手元に本を持って、気軽な気持ちでのご参加お待ちしています。

■開催日時 2023年3月4日(土) 6:00-7:15(オンライン開催)
■参加数 5人
■内容 
 それぞれが気になる本を準備。事前に読む必要はなく、時間内で読めるところまでの感想をシェアします。消化しきれずにモヤモヤすることもたくさんありますが、メッセンジャーグループなどでその後感想を交換してカバーしています。

読書会の流れは下記の通り。
 初めに今日の読書会を終えた時、どんな気持ちになっていたいかを発表。その後
①本を知り②問いを立て③探し④共有し⑤行動にうつす
という5ステップ
を目指して1時間を過ごしました。
”行動にうつす”のが大切な点です。最後に参加者同士、メッセンジャーなどでそれぞれが行動したことなどシェアし合います。
 この読書会は、それぞれの本の内容を深めるより、なぜ今この本を読むのかという点や他の方が選んだ本との出会いや本同士のつながりに重点を置いて進めます

■持ち寄った本
①脳の闇
②運動能
③叱らない、ほめない、命じない。あたらしいリーダー論
④気もちのリテラシー 「わたし」と世界をつなぐ12の感情
⑤ストーリーとしての競争戦略

■読みたかった理由
①期末。評価の時期になるといくつになっても「今年の頑張りをほめてほしい」という気持ちをもってしまうのはなぜ?脳科学で解き明かすことはできたら!
②「スマホ脳」も面白く読んだ記憶があり、帯に「「スマホ脳」より読まれた」と書かれていて
③「嫌われる勇気」に感銘を受け、またリーダー論ということで、どのようなリーダーを目指すべきかの指針にしたかったので。以前読んだ本の中で紹介されていたのがきっかけ。
④様々な気持ちをどう受け止め対処していくのがよいのかあまり考えてこなかったが、改めて学んでみたいと思ったから。
⑤4月から年度も変わるので、あらためて企業の戦略を考え直したいと思ったから

■本から得たヒント
①「認められたい」という感情は人に特有のモノ(他の生物にはない)である。脳科学的には、人は誰とも理解し合えないことは残酷でも事実であり、まずはそこを認めることから。(=闇というタイトルの起因?)ではどう向き合っていけばいいか。ひとつのキーワードが「メタ認知」自分を知り、客観的にみる&データを使うこと。
②実験や脳の仕組みなど面白いことがたくさん書かれている。グループを作って実験をしたときに、心拍の上がるストレッチと心拍の上がらないストレッチでは、「上がる」方が脳にとって良い影響があった。これをやることで若返りや健康状態が改善、記憶力がよくなることが分かった。
③ほめることと、勇気づけることの違い。
仕事なので、子育てと違い、あなたのままでいい、ということだけではだめ。しかし自己評価が低い人に対しても、今のあなたは能力的に不足かもしれないが、私はそんなあなたを全面的に受け入れていますという姿勢と、未来の可能性があるとわかっています、を伝えていく必要。
貢献に注目する。「ありがとう」「助かった」「うれしかった」対等ないい関係が築けていれば、「すごい」に下心はない。逆にいい関係が築けていなければ勇気づけの言葉も下心を見抜かれる。

ほめ言葉/勇気づけを言ったあと、どう思ったか、本人に聞く。

部下との信頼関係を築く方法。
部下に、課題を自分で解決する能力があると信じる。
部下の言動によい意図があると信じる。
部下が仕事ができないのは、上司の責任。

④自分の気持ちを言葉にして書き出しまずはそれを認める。また、感情の裏には欲求があるのでそれも言葉にする。さらにその感情や欲求を言葉にして誰かと分かち合い、時にはサポートを求める。

その感情を感じたときにどうするかを予め書き出してみる。疲れたと感じたときに休むための行動プランを作っておく、おそれを感じたときにどう体をほぐすかを決めておく等 

⑤戦略には「論理」が重要。
丹羽宇一郎『経営は論理と気合だ』という。「理屈で説明がつくこと」2割+「理屈では説明できないこと」8割=野生の勘

いつも読書会を開くと、意図せず、他の方の選ぶ本と自分の本のメッセージとの親和性を感じたり、共通する重要な論点を見つけたりします。

春になって、新しいメンバーとの新しい環境になることも増える中、コミュニケーションに関するたくさんのヒントを得る素敵な時間になりました。





イベントに参加された後で、ご負担のない範囲で「楽しかった」「また参加したいな」という前向きなお気持ちになったとき、サポート(投げ銭応援)していただけたら嬉しいです。