入居者紹介vol.9~タクトピア株式会社・長井悠さん~
皆さんこんにちは!@宮澤です。
今回は、ちよだプラットフォームスクウェアに入居している方について楽しく紹介するコーナー「入居者インタビュー」を書いていきます!
今回、入居者インタビューにご協力いただいた方は、
タクトピア株式会社代表取締役社長 長井悠さん
インタビュアー:宮澤
ーそれではまず、自己紹介をお願いします!
タクトピア株式会社の長井悠と申します。大学時代は音楽社会学を専攻しましたが、だんだんとビジネスに興味を持ち、IBM社に入社しました。コンサルタントとして3年半勤務しましたが、リーマンショックをきっかけに、問題意識を持つようになった教育の道に進もうと思い起業しました。
その後、2010年にハバタク株式会社の創業に参画し、ちよだプラットフォームスクウェアに入居しました。
ーこの時がちよプラ初入居だったんですか!!
そうなんです。この時は2階のオープンネストに入居していました!
その後、子会社として立ち上げていたタクトピア株式会社を2019年に独立させ、今に至ります。
ータクトピア株式会社さんについて調べたところ、アントレプレナーシップ教育という事業が出てきました。
ーアントレプレナーシップ教育のnote記事も読みごたえがあって、教育の背景から、取り組み、これからの時代に必要な能力などについて細かく記載されていてとても感動しました。
アントレプレナーシップ教育と聞くと、将来起業することを目的とした人材教育するのかと思う方もいらっしゃると思いますが、タクトピアが考えるアントレプレナーシップ教育は、自分の人生を主体的に生きる人を増やすことを目的としています。もっと言えば、「自分の力で問題発見・解決するためのマインド/スキル」を習得すること。
もちろん大学などで、起業家育成を目的としたプログラムも存在しますが、この教育を小さいうち(中高生など)から受け、経験しておくとより効果的だと言えます。
より詳しい説明は、下記をご覧ください。
ーアントレプレナーシップ教育を通して感じたことや、よかったことなどはありますか。
今はまだマイナーだけど、社会と接続する部分を持つのがこの教育の良さだと感じます。
今の日本の教育からすると、チャレンジングな分野であり、おそらく苦手としてきた部分だと思う。だからこそ、タクトピアがこの教育をやっていく意味があると思います。実際、生徒さんの楽しそうな顔や、先生方と打ち合わせをしている中でいい協業ができていると感じるんです。
今後は、この教育をもっと当たり前にしていきたいという想いがある一方で、人数や時間に限りがあるので、様々な方法を模索する必要があると感じます。
ー自分も子供だったらこの授業受けたかったです(笑)
小さいうち、まだ社会に出る前にこういう経験をしておくと社会に出たときにとても役立つと感じます。
ぜひ、うちのオフィスに来てください!(笑)
やったことで失敗したとしても、1回こういう経験しておくのってとても重要だと思うんですよ。自転車の乗り方と同じで、1回乗れるようになれば怖くないけど、大人になって初めて自転車に乗るって相当勇気がいると思うんです。膝やったらどうしようとか(笑)だからこそ、こういう経験は小さいうちにやっておいた方が良いと感じるんですよね。
ー将来的にはこの教育をどんな風にしていきたいですか。
この教育が、必修や当たり前になることを目指しています!!
ーこの教育を編み出された時、まずどういう学校に声掛けを行ったのですか。
前提として学校外のプレイヤーと協業して教育を変えていきたいと思っている学校。
野心的な学校からアプローチがありました。
ーそういう学校とタクトピアが繋がるにはどういう方法がありますか。
セミナーや講演会、イベントなどを通してタクトピアを知ってもらい、先生方と繋がったりします。
単純な「お客様と業者」の関係性を越えて、お互い強みを持ちあってパートナーとなることが重要だと思います。
ーどういうイベント行っているのですか。
代表的なものとして「タクトピアフェスティバル」というイベントを開催しています。交流を目的としているイベントなので、先生の知り合いを呼んでもらって、新たな方との出逢いや学校同士の繋がりが持てる場所となっています。
このパネルも、インターンで来た学生が作ってくれたんです!タクトピアを表すのにとても分かりやすいので、結構使っています!
ここまで長井さんの経歴や、タクトピア株式会社に対する思いなど、分かりやすい例えなども交えながら話していただきました。真剣な表情でお話される様子から、この仕事に対する熱意を強く感じました。
さてここからは、ちよプラ入居についてのお話を伺っていきたいと思います!
ーちよプラ入居のキッカケはなんですか。
コンサルタント時代に出逢った、現プラットフォームサービス株式会社代表の丑田さんの紹介で2010年に初入居しました。
ー2010年のハバタク時代から入居しているとのことですが、入居していて感じることはありますか。
過去、本館のオープンネスト、アネックス5、10に入居したことがあるけど、一番印象に残っているのは、本館のオープンネストですかね。
大きな会社から急に独立する時はとても不安な気持ちがありましたが、オープンネストに入居している人たちが良い意味で距離が近い人が多く、オープンな状態で気軽に挨拶できる環境があって本当にありがたかったです。
あと、10月入居でしたが12月にはクリスマス会とかがあり、そういうイベントを通してコミュニティがどんどん広がっていったと思います!
ーひとつのこじんまりとしたオフィスに入居するのではなく、オープンネストに入居することで、気兼ねなく挨拶やコミュニケーションをとれる環境があることが、初めて起業する方にとって安心できる点なんだと再認識しました!
オープンネストといったいわゆる、”サービスオフィス”以外に入居していたこともありますが、大きな差を感じます。
ーどんなところに差を感じますか?
会社単体で物件を借りると地味に大変なことがありますが、一番はゴミ捨てですかね。事業所シールを貼って、決まった時間に出すとかが意外と大変だなと感じます。また古い建物が好きなので、日本橋のオフィスに入居していた時も古い建物でしたが、どこか1箇所壊れてもすぐ直らないとかが大変かなと。
ー今後、CPSでやってみたいことはありますか?
それはもちろん、カレーとタンドリーチキンのイベントでしょ!!(笑)
ー長井さんのInstagramを拝見して、スパイスカレーが本当においしそうで!!今、一人暮らしで時間がある時に自炊をしているんですが、初心者でも作りやすいスパイスカレーはありますか??
僕のInstagramの【2023版:基本のチキンカレー】のレシピは作りやすいと思う!!スパイスは4つあれば十分なので、スーパーとか、100均でも売っているもので粉タイプを買ってぜひ作ってみてね!
ありがとうございます!作ってみます!🍛
あとは、9月に大阪の高校生をちよプラに集めて実施した、神田を舞台にした研修プログラムはとても良かったので、またやりたいなと思います!この場所を活かして行えたと思うし、準備とかを通してこの地域のことも少しわかったと思います。意外とこのローカル性を使った仕事はできていなかったので、もっとやっていきたいと感じました。
ー施設としても今後学生の利用を増やしていきたいと思っています。
本当は、借りているオフィスを生徒たちがふらっと立ち寄って利用できる場所にしたいと思っていましたが、学校があちこちに散らばっているのでふらっと立ち寄ってもらうことが難しいなぁと。
だからちよプラと組んで、タクトピアのお客さんに限らずに、ちよプラにちょっとしたことを学びに来る取り組みができると面白いなーと思う。
ー学生はどの年代の子たちが多いのですか。
中学生、高校生が一番多い。タクトピアのプログラムがキッカケになって本当に起業する子たちも増えてきています!
ー教育最先端の取り組みですね!夢が広がります!!
今後、色々な分野の方をこのアントレプレナーシップ教育に巻き込んでいけるといいなと思います。ある意味、身の回りのどんな分野でも教育になると思っています。それも子供向けとも限らず、うっしー(丑田社長)が五城目町でやっている教育も全世代が対象になっていたり。タクトピアがやっていることに限らずに、新しいことを実験していけるといいなと感じます!
ー最後に会社のPRや入居者さんに伝えたいメッセージなど!
タクトピアの社員は全員ラーニング・デザイナーなので、学びをデザインすることが強みです。新しい時代に対応する、生命活動としての学び(ある種ご飯を食べるや栄養を取るなどと同じようなこと)がこれからの時代に求められることだと思います。
どんな人にも新しい学びは必要になるし、そういう学びを意識的にみんなができていけるといいなと感じます。歴史と文化が入り交じるこの神田だからこそできるポテンシャルも大きいと感じていますので、皆さんのお知恵も借りたいです。色々な側面でタクトピアがお役に立てるよう頑張りますので、入居者の皆さまにもときどき思い出してもらえると嬉しいです!
ーこれで以上になります!ありがとうございました!
長井さんとは、ちよプラ主催のイベントで何度かお話をさせていただいたことがありましたが、こんなに詳しくお仕事についてお話を聞く機会はなかったので、今回のインタビューを機に様々なお話をお伺いすることができてうれしかったです。アントレプレナーシップ教育を自分も受けてみたい―!と強く感じました(笑)
また、この施設についても入居者だからこそ感じる部分や、思いを聞くことができてよかったです。
今後、アントレプレナーシップ教育がどんどん広がっていくことを願っています!
この記事を読んで気になった方はぜひ、タクトピアさんに問い合わせてみてくださいね~!
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