[アニメ映画感想] となりのトトロ:深読みしてはいけない気がする物語
トトロを見たことがない人でもキャラクターを見てトトロと認識できるくらいには知名度があると思う。
だけど、どんな話かは知らん…という人もいるでしょう。
この記事は、トトロの存在は知っているけれど、…どういう話? という人向けに書いています。
まず概要から。
『となりのトトロ』の舞台は昭和30年代前半の日本。主人公一家が田舎へと引っ越してくる。
主人公のサツキは12歳の小学生、妹のメイは4歳。
二人の母親は病気で入院している。
父親は学者で時々東京の大学に教えに行っている。
都会からやってきたサツキたちは、引っ越し先のお化け屋敷のような家に何か不思議な気配を感じちゃう。
それでも二人の子供たちは田舎暮らしにどんどん馴染んでいく。
そんなある日、サツキは学校へ、父親は家で仕事に没頭しているうちに、メイがいなくなってしまう。
学校から帰って来たサツキが妹の不在に気が付き探すと、メイは庭の奥の藪の中で眠っていた。
目を覚ましたメイが言うには、彼女は森で大きな生き物「トトロ」に会ったと言う。
こうして二人の姉妹と森に済む奇妙な生き物との不思議な交流が始まるのだ。
主人公の家族は明るく平穏に日常を送るんだけど、その生活の中にお母さんが入院中…お母さんが死んじゃうかもしれない…という現実がひっそりと影を落としている。
そんな不穏な空気が膨らむときにトトロがやってくる。
トトロが出現するのは、大人がいない時、どこか不思議な空間に入り込んでしまったかのような瞬間。
ちょっと怖くて特別な時間。子供のころ見ていたファンタジー。それが『となりのトトロ』なんだ。
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