[アニメ感想] それでも世界は美しい:クソガキ少年王の元に嫁ぐ羽目になった男勝りなお姫様
少女漫画が原作のアニメである。
最近少年向けのものばかり見ていたので新鮮だった。
私もかつては少女漫画を読んでいた時期があった。
物語のノリというか、視点がそんなころの感じを思い出して少し懐かしく思った。
とにかく、おっぱいに目が行ってしまうシーンがない!!!
これが普通のおっぱい率なのか!!! というほどになかったのだ。
慣れてきたとはいえ、揺れるおっぱいにいささか辟易としていたらしい私w
まあ、それはさておき。
物語の紹介をしたいと思う。
辺境の小国の末っ子公女が大国の王様に嫁ぐ羽目になり馳せ参じると、なんと王様はドSのガキだった…。という展開。
王様のリビは11歳、ヒロインのニケはたぶん、16歳くらいか?
おねショタというジャンルらしい。
リビはマセガキで頭脳明晰、冷酷で俺様的な性格だけど、実は寂しがり屋…というかなり母性をくすぐるキャラクターだ。
いわゆるツンデレってやつなのか? そうなのか?
そして、ヒロインのニケは男勝りで口が悪くあまり品もないが、正装すると誰もが見ほれる美しさ。
おまけに神秘的な歌声で天候を操る不思議な力を持っていて、その名のとおり、まるで女神のようなのである。
劇中で声優さんが実際に歌をうたうのだけど、すばらしい歌声だ。
だが、曲がかなりポップな感じで、サビが英語だったりしたので、もう少しトライバルな感じの曲だとよかったな…と思ってしまった。
このように少年王に対して年上の女が嫁ぐという展開はよくあるかもしれないけど、リビが年齢のわりにはマセすぎていて、見た目は子どもだけど振舞いは16~17歳の感じで、男子が見ると少々違和感あるかもしれない。
物語は、近隣の王国とのやりとりや、国内のあれやこれや、ニケの故郷でのあれこれなどを中心に進んで行くが、基本的にはリビとニケの二人の物語である。
ちょっと見ていて恥ずかしいくらいにキラキラしている二人だった。
ここが少女漫画らしさってところなのかな。
殺し合いや戦争や修行や超強い主人公やらに少し疲れてしまったら、心の潤いとしてこの作品をゆっくり楽しむのもいいかもしれない。
彼らの人生もそんなに楽ではなさそうだけど…。
ちなみに原作ではアニメ化している先にもっとファンタジーなSFな展開があるようだが、続きのアニメは今のところ作られていない。
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