[アニメ感想] STEINS;GATE:オカリンが本来自分がいるべき世界線へと戻るための長い長い旅路の物語
『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』は、同名のゲームのアニメ化作品。
絶対に自分が好きな内容なのであるが、1話のみを見てしばらく放置していた。
というのも、大変申し訳ないが、主人公のオカリンの容姿と性格がちょっと苦手なタイプだったからだ。。。
自分としてはわりと許容範囲は広いつもりでいたのだが…私も人間だ。
いくら雑食の私でも、どうしても食えないものもある、、
他の登場人物は全然大丈夫で、むしろ好きな感じなのだが、オカリンだけがなぜか。。
しかし、そんなことでは何か人生で損をしている気がして、やっぱり見ることにした。
そしたら、オカリンには3話くらいで慣れたw
全話見終わった今でも苦手は苦手なのだが、愛着は芽生えている。
いや、むしろ大好きと言ってもいいくらいだ。でも苦手は苦手だお。
まあ、そんな私の好みの話はどうでもよくて、この物語の話をしよう。
どこまで書いたらネタバレになるのか微妙なところであるが、この物語に興味を持ってもらうために、ここまで書こうと思ったところまで書くね。
この物語は簡単にいうと、タイムトラベル・タイムリープものである。
科学的な技術によって、過去に干渉することができるようになってしまって、それで生じる複数の世界線にまつわる物語。
今ではわりと普通に使われる「世界線」という言葉はこのゲームおよびアニメのヒットによって普及したらしい。
物事が選択されるたびに派生していく、「そうじゃなかった場合の世界」それが別の世界線である。
「世界線」という言葉は元々は物理学用語なのかな?
Wikiの説明を読んでもよくわからんので、リンクだけ貼っとくねw
主人公のオカリンこと岡部倫太郎は、電気系の大学に通う学生。
秋葉原を拠点とした発明サークル「未来ガジェット研究所」の創立者である。
物語の始まりは夏休み。
2010年7月28日。
中鉢博士という有名な博士のタイムマシーン関連の会見に参加するために会場を訪れたオカリンであったが、たまたま居合わせた若き天才脳科学者 牧瀬クリスという美少女が何者かに殺されているのを目撃してしまう。
それから次々と不可解な現象に襲われ、困惑するオカリン。
真相を確かめようとサークルのメンバー(ラボメン)に話をするも、中鉢博士の会見自体が行われていなかったことになっていることに気が付く。
自分の記憶と実際に起こったことの食い違いに困惑するオカリンであったが、それが、どうやら自分たちが発明した過去の出来事に干渉できるマシンのせいであることを突き止める…。
この物語では、主人公のオカリンのみが過去改変後も以前の状態の記憶を持ち続ける能力を持っていて、「世界線」を移動したことを感知することができる。
それによって、オカリンは知らぬが仏であったことまで知ることとなり、苦悩する。
『STEINS;GATE』はオカリンが本来自分がいるべき世界線へと戻るための長い長い旅路の物語なのである。
ここで、面白いのは、ジョン・タイターをかなり重要なキーワードとして使っているとこだろうか。
ジョン・タイターとは、実際に2000年にインターネット上に現れた、2036年からやってきたタイムトラベラーを自称する奴である。
現実世界の彼がネット上で言い残した内容で興味深いものが「2001年あたりにCERNがタイムトラベルの基礎理論を発見」「IBM 5100を入手するために過去へ来た」「2015年第三次世界大戦勃発」などなど。
詳しくはこちらを。
『STEINS;GATE』はこれらのことを巧みに取り入れて、好奇心がかなりそそられるストーリー展開となっているし、複数の世界線が入り乱れて、内容もかなり複雑だ。
過去を改変して世界線を移動した場合、元居た世界はどうなってしまうのだろう?? という問いにも、この物語は回答を用意しているし、『ゼロ』まで見ると、ほぼ全ての伏線が回収され、やり遂げた感ははんぱない。
これはゲームをプレイした人の方が達成感はすごかったんじゃないかな。
最初の1話だけ見て終わりにしないで本当によかったなと思ったのであった。
みなさんもぜひ、オカリンと一緒に時間の迷宮へと足を踏み入れてみてね!
『ゼロ』のEDが好き。
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アニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』が好きならこれも好き?
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