泥臭く生きる。Part①<鈴木俊良さん@ミャンマー>
「泥臭く生きる」をテーマにしたオンラインイベントで、カンボジア・ミャンマーの田舎でそれぞれ起業されたまいさん、しゅんすけさんから温かい泥臭いお話しをたっぷり伺いました。今回は、旅行会社『Home Myanmar』と素敵なカフェ『Harvest Cafe』を経営されている鈴木俊良さんのお話しを中心に書いています。
どうして泥草シリーズをお届けする?
サクセスストーリーは聞くことはあっても、
「轍の雑草生えているところ」のお話しがあまり語られていないから。
ドロクサキャリア
サッカー生活(→感化)
大学6年(フィリピン・カナダ・中国留学)
JTB 5カ月日本⇒ミャンマー駐在2年半
独立してHOME Myanmar設立
<就職活動>
第一志望の会社は落ちたものの、大手だったので、どやっ感はあった。
第一志望に落ちたことへの悔いはあまりなかった。できることをやっていこう。
<JTB入社当時>
いつか独立したい!という強い想いがあったわけではないものの、いわゆる意識高い系ではあった。
会社の中で旅行を通してどうしたい、っていうよりも、新しいものをチームで創り上げていきたい。
<独立>
27歳:
独立しよう。勢いよく飛び出してしまったものの、大丈夫なのか。。という不安も。
かっこつけた事業プランは、当時それっぽく見えたものの、今見るとめちゃくちゃ。だけど、当時できる最大限はやった
身近なドロクサライフ
カフェの看板を作ろうと思ったら、専門のお店がなく…
道端の木から作ってみたら、結局近所のおじさんが大きなナタを持ってきて作ってくれた。
最初から出来上がるものではないからこそ、感じられる偶然の優しさ。
ドロクサの喜び
生きている!!!感じがする。
Q&A
Q1
どうしてその国で生きようと思った?他の東南アジアにはいかなかったんですか?
A1
東アジア、東南アジアを旅する中で、エキサイティングな国だと思ったのがカンボジアとミャンマー。
ちょうど新卒入社した会社でミャンマーが立ち上げのタイミング。
「オーストラリアならやめます、ラオスならいいですかね」
起業する時も、「この人たちとならやりたいな。」と思ったのがミャンマーの人たちだったので、ミャンマーで旅行会社を立ち上げた。
Q2
気疲れすることは?
A2
あまり気張らずにやっているから、気疲れはあまり感じない。
好きでやっていることなので疲れない。
Q3
不安との向き合い方は?
A3
不安を克服、というより、不安と寄り添って生きている。
ここまで一般的な人生のレールからは十分外れているのに、何をいまさらレールの上にまた乗っかりに行こうとしているんだ。今更!!って思う。
参加者にとってのドロクサとは
人間誰しも泥臭く生まれたはずなのに、世間の目でいつの間にか泥臭くなくなっているのではないか。
生命エネルギーとの距離感
感性を大事にして行動に起こす。
周りの人との繋がり。生命エネルギーが伝播していく。
生命エネルギーが枯渇しない!枯渇させてくれない!
近所の氷屋のおばちゃんとのエピソード。
氷足りてない時、普段は愛想悪いおばちゃんがくれたりする。
泥臭い=人間の本質
むき出し!(カンボジア)
・感情
・(本音と建て前はあるものの)
・隠しきれない、素直にあふれ出ちゃっている
・鎧がはがれていく。この人たちの前で鎧を着ていてもしょうがないな。
生きてる実感
・ご近所さんとのお付き合いのお話しなどを聞いて
・生きているってこういうことなのかな
非常時に強い
・どうして失敗しない?成功する?
・一人で勝手に不安になっている
・自分の中から湧き出るものを大切にされているお二人。
・知恵袋がない。
・対応が遅い、と怒る先もない。
触れる命が多い
・生命量が身近に多い
・めんどくささも喜びも同時に来る。
・辛くなった時は大体パソコンの前でわーってなっているとき。外に出て感じてみる。
泥臭く地に足をつけながら泥を跳ね返しながら歩いている。
・跳ね返ってくる泥が温かい。
・ドロドロハイタッチ
・ドロクサさも一緒に抱き合って歩いて行ける人
生命力にあふれている!!
最後にしゅんすけさんから
キラキラ・ギラギラ、ドロクサ、どちらがいいというわけではない。
今幸せに思うことを大切に歩んでいけば、自然に開けてくるのかな。
感想
泥臭く生きていると「生きている」感じがする、とおっしゃっていたしゅんすけさんのお言葉、ミャンマーに住んでいた時私も感じていたなと思い出しました。
モノも環境も完璧に揃っているわけではないから偶然生まれるやさしさや思いやりに触れた時じーんとしたなぁ。とか、大切なことを思い出させてもらいました。
しゅんすけさんもまいさんも、肩ひじ張らずにそれぞれの環境に身を置いて共生しておられるからこそ、自然体でリラックスしておられるのだなと。
「かっこいい大人像」がまた一つ増えました。
Home Myanmar & Harvest Cafe紹介
そんなしゅんすけさんが経営されている旅行会社はこちら!
HPには、しゅんすけさん自ら撮られたミャンマーの自然と温かい人の雰囲気が表れた写真に溢れているので、是非ご覧ください^^
<Home Myanmarさん企画の年越しトレッキングツアー>
・壮大なシャンの自然を眺めながら楽しくトレッキング!
・2019年最後の日の入りと2020年初日の出を壮大なシャンの自然の中で感じる
・囲炉裏に当たりながら目の前でタウンヨー族の料理製法プロセスを眺めてから実際に食べる
・リス族出身の見習いガイドさんによるつきたてのお餅を朝ごはんに食べる
年末年始、Home Myanmarさんのお陰で最高の思い出ができました。
このコロナの状況が落ち着いてビザが取りやすくなったら、また是非行きたいです!!!
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