39.ミャンマー人人材の特性と効果的な育成
起業家コミュニティ"WAOJE"ヤンゴン支部の「起業家トークバトン」第二夜は、ミャンマー人人材とミャンマービジネス戦略について、大企業での役員経験など様々なご経験をお持ちの株式会社フォーバルミャンマー代表の松村さん、運転手付きレンタカーサービスを始めとした様々な事業を展開をされているGrowth Myanmar代表の芳賀さんからお話を伺いました。
今回は、松村さんがお話しくださったミャンマー人人材の特性とその対策について書いていきます。
ミャンマーでのビジネスポテンシャル
・通信技術を例にとっても、変化スピードが凄まじい
(SIMカード10万円→150円、まもなく5Gへ)
・若者割合が高い市場として魅力的
・afterコロナ、大きな可能性
ミャンマー人人材の特性
■ 企業が抱える問題
・雇用:
・確保:
・育成:マネージャーレベルの計画力、課題解決力
■ ミャンマー人の欲求
軍事政権下、欲求5段階最下位の「生理欲求」をもとめていたのが、
民政移管後、すでに根付いているミャンマーの「安全性」と「社会関係性」のお蔭で、「生理欲求」から2つの階層を飛び越して「承認欲求」が強くなっている。
これらの特性が合わさり…個人レベルの承認欲求が強く、
■ ミャンマー人のモチベーション向上ポイント
・技能多様性
・フィードバック
を重視する傾向にある。それを踏まえた上で…
ミャンマー人人材に効果的な育成
■ リーダー像を押し付けない
そもそも…どのレベルにいるか、は人それぞれ違い、どの程度指示・援助をするのか、人それぞれ変えて行かなければならない。
■ **1on1で気にかける**
承認欲求が強いために、特に気にかけることが大切。
効果的なのは1on1の時間をしっかり取って、一人一人に耳を傾ける。そして、何故あなたが会社に必要なのか、をしっかり伝える。また、この際ソフトなオープンクエスチョンで考えさせるトレーニングをすると尚良い。
■** 自分と会社の方向性をリンクさせる**
身近なロールモデルがいないため、「夢がわからない」もしくは「店を開いた身近なおじさんのようになるこおが夢」だという、非常に狭い世界の中で決めたり、迷ったり、わからないままでいる。
企業でキャリアを歩む、という選択肢、ロールモデルを作り、本人と会社の方向性をリンクさせることが大切。
■ 任せて観察する
考えさせる、計画を立てさせるトレーニングのため、口は出さずとも、いざというときは助ける。
===
改めて、ミャンマーの特性やその特性を考慮した上での育成方法、マネジメント方法は、実際にインターンしていた会社でもいくつか実践されていたものがあり、すごく腹落ちしました。
また、その背景も丁寧にご説明いただき、本当に勉強になりました。
松村さん、芳賀さん、WAOJE運営の皆さん、ありがとうございました!
「起業家トークバトン」最終回の第三夜は「ミャンマースタートアップ編」
・1億5千万円の資金調達したばかりのグルメプラットフォーム
・100万人フォロワーを誇る「ミャンマーの若者に様々なキャリアのあり方を見せる」メディア運営
・急成長中のローカル向けNo.1オンライン英会話レッスン事業
個人的にも、私の価値観に影響を与えてくださった本当にお世話になった方ばかりなので、本当に楽しみです。
ビジネス、ミャンマーに興味ある方は是非(^ ^)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?