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【企画参加】最後の晩餐|やっぱり母の味

「これがあなたが最後に口にする食事ですよ」

「これが」の食事の内容は自由に選べます。

と言われたら、どんなメニューを選びますか?

悩ましい・・
どうしよう・・
何を食べよう・・

大抵の方はこんな反応でしょうね。私もです。

いきなり最後の晩餐と言われて即答できる方はなかなかいませんよね。

今回の企画はこちら↓
新年最初の企画参加となりました。

くまさん、よろしくお願いします。

私の基本は母の味


母は、和食が上手な人でした。
煮物や肉野菜炒め、なんでもチャチャッと作るのにちょうど良い塩梅。味がずれてしまうことはほとんどありません。(味がずれるとは、私なりの表現で、味が濃かったり薄かったりした時のこと)


天ぷらもいつもカラッと揚げ、べったりすることがない。炊き込みご飯も絶妙な味付け。


ある程度成長して気づきましたが、母はお料理上手な方だったと思います。

母の少し苦手な茶碗蒸し


「茶碗蒸し」小さい頃は母の手作りしか食べたことがなく、それが普通だと思っていました。


それが微妙に「違う」と気づいたのは中学生のころ、和食屋さんで定食を食べた時、お膳の端にあった「茶碗蒸し」を開けると・・それはとても滑らかな表面で一見すると「なめらかプリン」のようでした。


一見「なめらかプリン」に見える茶碗蒸しを口に運ぶと、予想通り温かい和風だしの効いたなめらかな半固形物がするんと口の中に広がりました。


実は私にはその食感が今ひとつでした。
見栄えの良いプロの作った茶碗蒸しより、母の作る「巣の立ったやや硬めの茶碗蒸し」が断然美味しい!と感じていたのです。


私が美味しいと思っていた「母の茶碗蒸し」が実は「すこし残念なもの」だったのは、その時にようやく知る事となりました。慣れ親しんだ味だからなのか、通常より蒸し時間長めが好みだったのかはわからないままですが、母には「茶碗蒸しが食べたい」とよくリクエストしていました。


そしてお店で食べる茶碗蒸しよりも、具材が多く「椎茸」「人参」「鶏肉」「ピンクの蒲鉾」「銀杏」「三つ葉」彩もカラフル✨


最後の晩餐に食べたいのは「母の作った茶碗蒸し」ですね。

母への小さな反抗期


思い返すと、中学生高校生の頃は「お菓子作り」「洋食作り」にハマり和食をメインに作る母が残念に思っていた時期がありました。

高校生の時、月ごとに届くお料理レシピを定期講読。

画像お借りしました

今では販売されていないレシピ本。
捨てたのかさえ記憶にありませんが
「コニーシリーズのお料理」の本が届くと
「何を作ろうか?」と考えるのが楽しみでした。

このシリーズは、お菓子と洋食がメイン。

時にはお料理好きな友人と学校のお昼休みに
お互い持ち寄った手作りお菓子を屋上で食べたり
楽しい思い出があります。

「お菓子」や「洋食」を作る方がオシャレでカッコいい・・なぜかそんなつまらない考えがあった年頃🤭今では笑ってしまう話です。

和食を上手に作る母がすごいという事、自分が母になってから実感しています。

お味噌も手作りでしたから、真似できませんね。

母は既に他界していますが、母がシャキシャキしている頃にもっと和食のことを学んでおけばよかったと少しの後悔と懐かしい母の味を思い出します。


お読みいただき
ありがとうございました✨


くまさん、素敵な企画を
ありがとうございます✨


#さいごに何食べたい

そのお気持ちに感謝します😊