「人生はパレードだ。」~茅原実里20周年記念ライブ参加レポート①~河口湖周遊編
時は来たれり。歌手・声優として2004年にデビューし、活動20周年を迎えた茅原実里さんの記念ライブが、今年の8月3~4日に彼女の聖地である河口湖ステラシアターにて開催されました。「Historical Parade」と銘打たれたその祭典は、文字通り茅原実里さんの歩んできた道のりを振り返るものであり、また同時にここから始まる歴史の始まりをも予感させるものでありました。
▼ライブ本編の話から読みたい方はこちら。
旅立ち前のごあいさつ
私ことchitoseArkは茅原実里さん(愛称:みのりん)を応援しています。おかげさまでフォロワー1,000人を超えた私のnoteにおいて、現時点で最も記事の充実しているマガジンは「みのりんについて書いたnote」であり、ある意味私のnoteは半ば茅原実里さんの活動を追いかけながら成長してきたのだと思っています。
本記事はそんな茅原実里さんならびに河口湖ステラシアター、そして山梨県富士河口湖町に対するリスペクトの気持ちを持って書き記すものです。
茅原実里さん20年の歩み
茅原実里さんは2004年に声優としてはアニメ作品「天上天下」に出演、歌手としてはアルバム「HEROINE」(キングレコード)のリリースをもってタレントデビューを飾りました。
その後数年間、歌手としては活躍の場も限られ、不遇の時期を過ごした彼女ではありましたが、2006年「涼宮ハルヒの憂鬱」にて長門有希役を演じ、そのキャラソン「雪、無音、窓辺にて。」を歌ったことから転機が訪れます。その後はランティスにて歌手活動を再開。2007年「純白サンクチュアリィ」のリリースを皮切りに歌手・声優として大いなる躍進の足掛かりを掴むに至ったのです。
その後、歌手として続々と新譜をリリース。同年10月には早くもランティスとして最初のアルバム「Contact」を発売。翌年よりライブツアーを開催するなど、茅原実里さんの歌手としての評価は急上昇。2009年に初の野外ライブ「SUMMER CAMP」を今回の記事の舞台でもある河口湖ステラシアターにて開催。この野外ライブは以後2021年まで13年に渡って続く茅原実里さん夏の恒例行事となりました。
(▼以下の動画は2011年に行なわれたSUMMER CAMP 3のもの。和太鼓を叩く茅原実里さんという貴重映像が見られます)
そして翌年の2010年には、3rdライブツアー「Sing All Love」の追加公演という形で、ついに彼女の念願であった日本武道館でのライブを開催するに至ったのです。
声優としての活動も充実。「一騎当千」「みなみけ」「らき☆すた」「宇宙戦艦ヤマト2199」「境界の彼方」「デート・ア・ライブ」「響け!ユーフォニアム」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」など、数々のアニメ作品に出演。これらのうちいくつかの作品では主題歌や挿入歌、キャラソンなども歌ったため、歌手としての実績をさらに補完したと言えます。
今回発売されたグッズのリストバンドに記された「アニメとともに。みんなとともに。」の文言は、まさに声優としての仕事を通じて自身の道が開けたことに対する茅原実里さんの感謝の気持ちなのだと思われます。
そんな人気うなぎ登りの茅原実里さんでしたが、2021年末をもって歌手活動を一旦休止されました。その後、所属していたホリプロインターナショナルも退所し、以後はフリーとして声優、一人芝居、YouTube公式チャンネルを立ち上げるなど、エンターテイナーとして精力的な活動を展開しました。
しかしそれでもファンとしては歌うみのりんが観たい!歌手としてステージに立ってほしい!私もそうですが多くの茅原実里ファンがことある毎にそう祈り、願い、言い続けました。その願いが結実し、ついに2023年8月、富士河口湖町制20周年記念花火大会とのコラボライブにて歌手活動を再開するに至ったのです。
空中のステージから、花火を背に放つ超絶の咆哮は必見です。
興味ある方はぜひこの映像を見てみてください。
そして今年。茅原実里さんがそれまでに最も多くのライブを行ない、地域と共に盛り上げてきた聖地中の聖地、山梨県富士河口湖町が誇る野外音楽堂、河口湖ステラシアターにて、活動20周年記念ライブが行なわれたのでした。
長らく前置きにお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、皆様をこれより河口湖への旅路にご案内いたします。
茅原実里×富士急行線による20周年ライブ記念コラボ列車に乗ってみた!!
山梨県は大月駅、富士急行線(富士山麓電気鉄道)のホームにて待ち受けているこの電車は、何を隠そう今回の20周年ライブ開催にあたり富士急行線と茅原実里さん側のコラボにより実現したみのりん仕様列車です。
何を隠そう、これのために河口湖行きの電車に乗ってたのを大月でわざわざ降りて乗り直しました!!
ヘッドマークは今回のライブのキービジュアルがデザインされています。
臨時河口湖行き。特別感あるねぇ~!!
臨時快速とか言いながら、途中停車駅はスイッチバックする富士山駅のみ。何と同社種別の特急より停車駅が少ない(!)というスペシャル過ぎる快速です(京○急行の快○○急かよっ!!)。
乗り込みました。
うわー車内吊り広告がみのりんだよー!!
みのりん!!
みのりん!!
私たちはみのりんに囲まれてるよ!!
この電車に乗ってるのは予想通りと言うべきか、大半がみのらー(みのクラとも)だと思えました。みのりんファン同志はライブグッズのTシャツ着てたり、グッズ身に着けてるから分かるのです。私が乗った車両の席の向かい側には、小さなお子様を連れた家族みのらーがいて微笑ましかったです。
なおこの車両、車内アナウンスも茅原実里さんが声を収録しておられます。いろんなバリエーションがあるのですが、ひとつだけ紹介します。
いやぁ…丁寧ですよねこの自己紹介。これ聴いて「よし今晩ライブ行こう」ってなった方もいるんじゃないのかなぁ!?
なお茅原実里さんは、2018年の河口湖ライブ「SUMMER CHAMPION」のときに1日車掌&1日駅長を務められたこともあるとのこと。このことは富士急行のスタッフの方からも話を聞いたのですが、本当に良い印象を与えていたようで、嬉しそうに想い出を語っておられました。地元と密接な関係を築き上げてきたことが、このことからも伺い知ることができます。
「人生はパレードだ。」~茅原実里さんが20周年を迎えるにあたり、私たちに向けて発した言葉
そしてこれ。
茅原実里さんからの、本ライブに向けて綴られたメッセージ。
私はこれを見て泣いてしまいました。
見づらいと思うので、これも引用させていただきます。
だめだ…。
涙がこぼれてきて、画面が見れない…。
(2~3分、執筆中断)
茅原実里さんに詳しい方には説明不要だと思いますが、この文面の1行1行は彼女の芸能人生の時系列です。
私はこの文面の中で言うと、ちょうど「消えてしまいたくなった」の時期にあたる頃に「いまから茅原実里さんを応援する」と宣言してファンになりました。その当時、私は彼女がどんな顔をしているのかも、どんな曲を歌っている方なのかも、ほとんど何も知らなかったのです。
(彼女の楽曲で言うと、どんな歌か具体的に知ってたのは「孤独の結晶」「Cynthia」「雪、無音、窓辺にて。」の3曲だけでした)
ファンになると決めた理由は「このままでは彼女が消えてしまう」と思ったからです。それくらい切実な状況でした。どんな人なのかすらも知らなかったけれど、それでも私はとりあえず彼女を守る側に回りたかったのです。このことは、ここではこれ以上は触れません。
だけど、私がそこまで彼女に共感した理由は、私自身がずっと消えてしまいたい人生を歩んできたからだったんじゃないかなぁ、と、そんな風にこれを見て思いました。
このことはいつか語るかもしれないし、語らないかもしれません。
あまりにも重過ぎる話なので。
(誰か読みたい人がいるなら別記事で書きます)
何度も自身の人生を終わらせることを意識し、思い詰めてきた私でしたが、いまは結婚して家族もでき、いろいろと素敵な出会いにも恵まれました。
それでもときどき衝動的な気持ちになることもあります(家族には言えないけどね)。そんなとき…正直に言っちゃうと、茅原実里さんの歌で救われたこともあるのです。
この言葉は私がいま、いろんな人に手を引かれているおかげで、生命をつないでいられることに対する実感そのものです。
私には口が裂けても絶対に言えないこの言葉。
いつか私も、そんな風に自分の人生を振り返れる日が、来るでしょうか?
そんなこんなで、河口湖駅に到着だよ~!!
ということで、パレードに向けて夢と希望をたくさん乗せた特別列車は、無事、終点の河口湖駅に到着しました!!
河口湖駅にて。
みのりんだよ!!
河口湖駅の駅名標がみのりんになってるよ!!
みのりん、みのりん!!
かつてはこの列車に乗ってやってくるファンを迎えに、茅原実里さん自らが河口湖駅にやってきたこともあるんですって。どれだけファンを大切にしているお方なのかと思わずにはいられません。
河口湖で降りる乗客で、なおかつ今回の20周年記念ライブに参加する方を対象に配られた特別記念乗車証。硬券ですよ!!
河口湖駅を降りた途端、大勢のファン同志の皆様に出迎えられ、声をかけられました。いつもは茅原実里さん関係イベの現場だったり、みのりんファンがよく集まる居酒屋「シーズレシピ」だったりで顔を合わせる面々が、いまこの河口湖に全国から集結しているのです。そんな仲間の中に自分が入れてもらえていることが本当に嬉しくて、思わず顔がほころんでいるのが自分でも分かるのです。
河口湖ステラシアターまでの道のり
さて!ここから我らの聖地、河口湖ステラシアターを目指し、わずかな時間ではありますが、一人旅が始まります(今回は寄りたいところがいくつかあったので単独行動で回りました)。
① 船津三差路
船津三差路。
まずは湖方面を目指し、河口湖駅を背にして歩を進めていきます。
② キューピット
河口湖駅から徒歩5分ほどのところにある玩具店。ボードゲーム趣味でもある私にはちょっと気になるお店です。「マジック:ザ・ギャザリング」の扱いもあるんですね…(私はMTGアリーナ専門でカードを1枚も所持していないという、お店にとってあまりありがたくないプレイヤーですw)。
店内に少し足を踏み入れてみましたが、その日は何らかの大会が開かれていたらしく、忙しそうだったので早々に失礼してきました。とは言えいくつかのボードゲームタイトルやTRPG製品の取り扱いがあることを確認してきましたので、またいつか伺いたいと思います。
③ EVバス(富士急バス)
河口湖のほとりでEVバスに遭遇しました!この車両は電気駆動する路線バスとしては東日本で最初に導入されたものです。富士河口湖町では1台しか走っていないはずですが、まさかここで出くわすとは思いませんでした!
④ 茶色ーソン
河口湖に来るとこのようなカラーリングのコンビニをよく見かけます。
⑤ さざなみ
河口湖に面した道沿いにあるかき氷店さざなみ。今回茅原実里さんの20周年記念ライブとのコラボメニューを出しているというので、行ってみました!
じゃーん!!(名前なんだろうこれ…)
お店めちゃめちゃ混んでたので、テイクアウトでいただきました。
ここでも何人かの茅原実里さんファン同志にお声がけいただきました✨
あぁ、みのりんのサインとメッセージ入りポスターがっ!!
(教えてくれた同志の方ありがとうございました)
河口湖を愛でながら、かき氷をほおばりつつ前に進む私。フルーツがゴロゴロと入っていて、思わず顔がほころんでしまう美味しさ💕
ちなみにこの日の前日、妻が「ライブ前日なんだから!」と気合を入れて作った中華鍋いっぱいの焼きそばを平らげてしまったため、この日はお腹が全然空いておらず、ゆえにこれがこの日の私の朝ご飯となりました。ご飯が食べられないのならおやつを食べればいいのよっ!(←オリンピックネタw)
⑥ 河口湖周りをぐるり
ここが河口湖、私たちの心の故郷。
還ってくる場所です。
茅原実里さんが晴れにしてくださったため、この日は(基本的に)良い天気でした。
こんな像が河口湖のほとりにあるの知りませんでした。
どのような由来の女神かは存じませんが、肉感的な作りです。
私にとって河口湖の女神と言えばこのお方しかいないのだけれども…。
河口湖大橋を望む。
風が涼しくて気持ちい~い!!
⑦ 大池公園
昨年、茅原実里さん歌手活動再開の舞台となったのが、ここ大池公園の駐車場。河口湖町制20周年記念花火大会とコラボして行なわれた「花火ライブ」は、単に歌うということの再開に留まらず、彼女の新たな挑戦を感じさせてくれるものでした。
▲茅原実里さん復活の狼煙、ぜひご覧になってください。
⑧ 河口湖バッティングセンター
大池公園の道路の反対側にはこのような施設が。ゲームセンターも併設しているとか興味深いですね。外側からは「ワニワニパニック」しか見えなかったからスルーしてしまったのですが、中もしっかり確認しておけば良かったなぁ。ここもいずれ訪問します!
⑨ 河口湖大橋
明らかにステラとは反対方向なんだけど、せっかく近くまで来たので寄ってみました。その先に進むと河口湖ステラシアターと同系列の円形ホールなのですが、さすがに徒歩なのでそこまでは足を延ばしません💦
河口湖は広いな大きいな。
ときどき遊覧船の「天晴」がこのあたりを通るのですが、この日は見かけませんでした。
富士山はこの日、残念ながらその姿を見せることはありませんでした。
(前日参加した方は富士山見れたそうです)
気温表示を見ると33℃とあります。確かに日差しは強いですが、風が涼しいのでそんなに暑さを感じません。
ただ日焼け止めは必需かも。私は2回塗り直しました。
⑩ 恵比寿夜ノ森(ほうとう休憩)
さてここからいよいよ河口湖ステラシアターに向かいます(河口湖大橋からステラシアターまではおよそ4km)。腹が減ってはライブで飛び跳ねることも出来ぬ、ということで、ここはひとつ道中で腹を満たすことに。
「河口湖なのに何故恵比寿?」と思わないこともありませんでしたが、ほうとうが食べられるというので店内へ。
山梨 田舎ほうとうって…河口湖は別に田舎ってわけじゃないのにな。
まぁいいや店内に入ろう。
うわー結構なボリュームで出て来たよ!!
そしてキノコ多いよ!!
ボリュームはあるけれども、野菜多めでヘルシーかつ王道なほうとうだったのではないかな、と思ってます。ご馳走様でしたー!!
⑪ 河口湖ショッピングセンターBELL
河口湖ステラシアターが近付いてまいりました。ここ、河口湖ショッピングセンターBELLは、富士河口湖町を代表する大型ショッピングセンター。地元のお買い物やお食事、憩いの場として拠点となっている商業施設です。
今回河口湖ステラシアターで20周年記念ライブを開催する茅原実里さんとの縁は深く、茅原実里さんのライブやイベントの際にはお店の駐車場前などにポスターが張り巡らされるのが通例となっております。
駐車場前にも!!
店内にも!!
インフォメージョンセンターにも!!
また、昨年行なわれた富士河口湖町制20周年記念ライブの様子がドキュメンタリー映像にて公開された際には、こちらの代表である中村社長等が出迎えたり、お話ししたりしているシーンが映りました。
そしてこれも昨年河口湖円形ホールにて行なわれた茅原実里さんの一人芝居「ヘルプミー」では、物語中の施設として何とここBELLが登場しました。
私が知ってるのはこのくらいですが、これらのことから茅原実里さんファンにとってここBELLはみのりん聖地のひとつとなっております。今回も店内では、ライブTシャツやみのりんグッズを身に着けたファンの方をたくさん見ることができました。
ここから河口湖ステラシアターまでは一本道。およそこのあたりら辺からの道はファンの間で通称「みのりんロード」と呼ばれています(と私は解釈していますが、間違っていたらご指摘ください)。
⑫ ファミリーマート船津登山道店
河口湖ステラシアターから最も近いこのファミリーマートは、茅原実里さんをはじめとする河口湖ステラシアター等で公演を行なうアーティストを応援してきました。ライブが近付くと、店内の売り場スペースの上にポスターを張り巡らせるのです(何とこれが本部の認可のもと行なわれています)。
いつもながら、茅原実里さんに対するこのお店の愛情は特別なものがあると感じます。
そして店内にも…。
一介のコンビニにここまで愛情を注いでもらえる茅原実里さんの人徳よ。
来たよ来たよ、「Historical Parade」の大名行例!!
従来のポスターもずらずらり。
はい!!思いっきり盛り上がります!!
これだけ撮影させてもらったお礼に、家族へのお土産は今回もここで買いました(ちなみに当たり前ですが、商業施設で撮影するときはすべて許可をいただいています)。
さて、それではそろそろ河口湖ステラシアター向かうか…。
あれ?
「Historical Parade」のスタッフシャツを着た店員さんが、店の前で生ビールを売っているぞ?
1杯600円、2杯だと割引が適用されるのか…。
うーん、これからライブで飛び跳ねるのに大丈夫かなぁ?
うっ勝手に財布からお金がっ!!
まぁ一杯くらいなら大丈夫!
なんくるないさ~、なんくるないさ~!!
サンシャイーン🌞
KP~🍻
ビール売りのお兄さんと話していたら…。
おぉっ、貴方様はみのりんに「河口湖の母」と呼ばれた鈴木さん…!!
お隣はご主人様とのこと。
ということで、ビール販売の店員様もご一緒に記念写真📷
はいチーズ!!
(写真どうやってお届けしようかな…)
なお「河口湖の母」こと鈴木さんと茅原実里さんの仲睦まじい様子は以下の動画に収められています。興味ある方は是非見てみて!!
⑬ ついに、河口湖ステラシアターへ…
生ビールも飲み、ファみのりんマートを後にした私は、ついに今回の目的地である河口湖ステラシアターに向けて再び歩き始めたのでした。
信号を渡り、少し歩いていくと、音がめちゃめちゃ聴こえてきます。
(いま聴こえているこれは「純白サンクチュアリィ」…?)
そう、河口湖ステラシアターというのは可動式屋根が付いているとはいえ、基本的に「野外音楽堂」なのでリハーサルの音がダダ漏れなのです。歩いている最中だというのに、気分はもう既にライブ中という…。
そうこうしているうちに、ステラシアターが近付いてきた…。
来た。
ついに還ってきた。
今年最初の河口湖ステラシアター。
茅原実里さんのライブ参加としては、実に2021年に行なわれたSUMMER CHAMPION以来、2度目となる来訪です(ステラ自体には別件で何度か来ているのですけれども)。
心臓の音が高鳴るのが自分でも分かりました。
前回のサマチャン2021はレギュレーション的に声出しNGで、しかも原則着席のライブでした。これは開催時期がまだコロナ感染の影響下にあったためです。私自身はこれが人生で初めてのライブ体験だったため、まだコールや振り付けなどほとんど把握していなかったことを考えると、むしろかえって良かった感すらありました。
今回の「Historical Parade」は違います。声出し上等、立ちあがりOK、本来あるべき姿の茅原実里さんライブです。Everybody Jump!!です。
もう後には引けない、引けないが…。
大丈夫なのか私?
本当に、来ちゃってよかったのか私?
事前に確認したところによると、今回の席は前からステージ端の前から5番目とかなのです(このことは後編で詳しく述べます)。
いやちょっと、それS席とかよりハードル高いとこ引いちゃってない?
あまり目立たないようにA席を予約したというのに…。
私の人生最初のライブ参加だったサマチャン2021。あのときは周りの皆様と合わせられるか、周りに迷惑かけないか…。それが不安で不安で、ステラに行く道中でさえ引き返そうかと迷っていたものでした。最終的にファン同志皆様に優しく背中を押してもらい、行くことを決意できた次第です。
あれから3年。
私も茅原実里さんをはじめ、大小いろんなアーティストのライブに参加し、経験を積んできました。
コールにしても、キングブレード(ライブ中にみんなが振り回している光る棒のこと)の振り方にしても、分からないなりに周りに合わせる術くらいは会得したつもりです。
だけど、それでも不安なものは不安なのです。
ここまで来て引き返す道はありません。ありませんが、さりとてここ一番、ちゃんとやり切れるという確信があるわけでもありません。
大丈夫なのか私。
大丈夫なのか私。
そんな不安を無理やり封じ込めるかのように、私は河口湖ステラシアターの中に歩を進め、建物に向かう坂道を登り始めた。
登り切った先に、光が見えた。
ここまで長文をお読みくださり、ありがとうございました。
やっとステラに着いたところで、ようやく半分くらいの予定です。
(もう1万字overだよこのnote!)
ここからはいよいよ河口湖ステラシアター、そしてライブ本編へ。
「人生はパレードだ。」~茅原実里20周年記念ライブ参加レポート②~河口湖ステラシアター編 に続きます!
(続)
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