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チャレンジ!!電子工作大作戦~IchigoJamを持ってライブに行こう!(第1話)

ライブですよライブ!!chitoseArkが応援する我らがみのりんこと茅原実里さんが毎年夏に開催するライブ「SUMMER CHAMPION」。今年は8月7日(土)と8月8日(日)にて「大決定」しております。

既に公式サイトその他で告知されているように、みのりんは今年いっぱいで歌手活動を休止する旨の発表をしております。そのため、今回のライブにしても「Final Summer Live」と銘打たれております。

そういうことなのでチケット取るのも難儀かも知れません(これを書いてる時点で発売についてのアナウンスはされておりません)。私はファンクラブ入っているんだけど、それでもゲットできるかどうか。ともあれ、ファンとしては限られた機会を全力で応援するのみです!!

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さあそこで問題となるのがこれですよ。これ。

恥ずかしながら当方はこの年になるまで芸能人のライブなんてもんに行ったことがありません。ゆえによくライブ会場でみんなが振り回しているライトセーバーみたいな光る棒を持ってないのです。

だいたいさー、あれ何て言うの?
GGRKSっていうけど、名前分かんなきゃググることも出来んよね?
あれ、GGLKSだっけか、まぁどうだっていいや!

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…人によって言い方に諸説あるみたいね。
「ペンライト」「ライトスティック」「サイリウム」あたりが有力候補。
私みたいにライトセーバーだと思ってた人は皆無らしい。

まぁこれが何であれ、ないもんはない。
ない棒は振れぬ。

しかし毎度のことながら、そんなことであきらめないのがこの私。

なかったら作ってしまえホトトギス!
それがこの、chitoseArkの生き様だ!


かくして、ここで電子工作に話がつながるわけですわ。

「電子工作マガジン SPRING2021」に掲載されていたこれ。

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記事の内容をひとことでいうと「IchigoJamを使ってフルカラーLEDを点灯させる」というもの。
バラを作るとか云々はオマケです。


これ使えばライブ棒作れんじゃね?
よし、そうと決まれば早速実行だ!!

↓↓ IchigoJamが何だか分からない方はこちらも見てね。


ということで、秋葉原で必要そうなもの買ってきたよん。

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これがフルカラーLED。電子工作マガジンに書いてある「OSTA5131A」ってやつを買ってきました。
さすがにコイツはフルカラーってだけあって足が4本もあります。このうちGND(黒)を除くと残り3本がR(赤)、G(緑)、B(青)に対応してるのが分かります。これの足の長さを確認しつつ、間違えないようにIchigoJamの基盤にブッ挿していけばいいのですが…。

いやちょっと待てや!これ足の長さ足りなくて無理ゲーやろ?

そう、黒のGNDはLEDの中で右から2番目にあるのに基盤の一番右端に挿して、なおかつLEDの中で一番左にある緑を基盤の右から2番目に挿すとか…えーい、タコの足とちゃうっちゅーねん!!

…となることが分かっていたので、こんなんも買っておいたのです。

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じゃじゃーん!これは配線延長のジャンパワイヤー。これで繋いだらどんだけクロスする接続でもこの通りっ!!

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お、なんかこれ花っぽくね?

では光らせてみましょか。

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電子工作マガジンに掲載されているプログラムを打ち込んでRUNするとこの通り。すげー順調!順調すぎて自分の才能が怖いよママ!!

OUTって命令でLEDを制御してるみたいやね。
たぶんやけど、最初の値が制御する色(基盤の番号)、次の値は点灯/不点灯を制御してるっぽい(私はマニュアルとか見る前にとりあえずやってみるタイプ)。うん、こんだけ分かれば楽勝よ。
(ぁ、GOTO文の飛び先間違ってるの見つけちゃったよ…)


んー、でもさ?これライブ会場で使う前提なんよね?長さ足りんくない?
というのが次なる課題。当然対策してますそこは。
どりゃっ!!

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30cm×3本!!
さっきのジャンパワイヤーと合わせたら1m強!!
これだけ長けりゃ、ライブ会場で振り回してもNo問題よ!!

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さらにさらーに!!
これをライブ棒にするとっておきのアイテムがこれよ!

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さぁタピオカでも喰らって一服…じゃなーいっ!!

これにLEDを仕込むわけですよ。それっ!

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すげー!!!
超すげー!!!
ダースベーダーもびっくりや!!


テンションも上がってきたところで次の課題ね。

ほとんどのアーティストがそうだと思うけど、曲ごとに「何色に光らせる」みたいなのがあるのですよ。例えばみのりんの曲で言うと「純白サンクチュアリィ」のときは白、「Paradise Lost」のときは赤とか決まっているっぽいのです。

白あげてー!

赤あげてー!

無論私のライブ棒はこれにも対応します!!
ここはひとつ、さっきのプログラムを改造するとしますかねっ!

5 A=0
10 OUT2,0:OUT3,1:OUT4,0:GOSUB90
20 OUT2,1:OUT3,1:OUT4,0:GOSUB90
30 OUT2,1:OUT3,0:OUT4,0:GOSUB90
40 OUT2,1:OUT3,0:OUT4,1:GOSUB90
50 OUT2,0:OUT3,0:OUT4,1:GOSUB90
60 OUT2,0:OUT3,1:OUT4,1:GOSUB90
70 OUT2,1:OUT3,1:OUT4,1:GOSUB90
80 OUT2,0:OUT3,0:OUT4,0:GOSUB90
90 INPUT I
100 A=A+1
110 IF A=8 THEN GOTO5
120 RETURN

このプログラムは具体的に何をするのかっていうと、ENTERキーが押されるたびに色を可変させる働きをさせています。
10~80までの行が色の決定。
90行以降はサブルーチンになっていて、ENTERキーが押されるとAの値が1加算され、次の色のところに戻り実行する仕組み。Aの値が8に達したらAを0に戻して同じことを繰り返すわけです。
私も自分でゲームとか作って、それなりに知恵を蓄えたのですヨ。

まぁ見てみてくださいな、その成果を!!

棒カラーみのりん01

棒カラーみのりん02

棒カラーみのりん03

気分はすっかりライブ会場!!
待ってろよ河口湖ステラシアター!!
待っててねみのりん!!


ですがこのライブ棒計画、これで完成ではありません。
むしろまだまだ課題は山積みなのです。

課題1:IchigoJamの電源どうするの?

ライブ会場で電源なんて取れるわけがありません。これについてはIchigoJamをバッテリーで動くようにするとか考える必要がありますが、そんな前例あるのかなぁ?まぁこれは本記事第2回への宿題としたく思います。

課題2:ライブ中にENTERキーなんて押せるか?

うん、どっちかっていうとこれの方が問題だと思うわ。曲が変わるたびにENTERキー連打してたりするのは現実的じゃないし、万一ESCキーに手が触れてしまったりしたらプログラム止まってしまう…。
これせめて、外部スイッチとかでENTERキーの代わりとか出来たらなぁと思っているのですが、これについても現時点ではこれという手段が見つかっておりません。よって積み残しの課題とします。

課題3:輝度がイマイチ(特に赤と青)

うーん、LEDだから正面輝度は言うことナスなんだけど、視野角がねぇ…(このあたりは業界用語)。あのストローは軽く曇ってていいかなと思ったんだけど、アクリル棒とかの方がいいかなぁ?これも次回課題!

課題4:一定回数繰り返すとエラーが発生する

これ謎!マジで謎っ!あのプログラムは完全無欠のロックンロールに見えて実は「240回ENTERキーが押されるとエラーで強制終了する」というバグっぽい仕様があるのです。

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これIchigoの仕様?必ず240回目でこれが発生するのですよね(カウントするルーチンを中に仕込んで確認した)。
これも現段階では解決策が見えていませんが、そもそも狙った色を出すためには最低8回ENTERキーを押す必要があるわけで、割り算すると、
240回/8=30
ということは30曲まで使用に耐えるってことか。うー、みのりんのライブの場合どうなんだろう?アンコールとか含めるとあんまり安心できないなぁ。まぁこれも次の課題にしたいと思います。


とまぁ、ライブへのテンションとノリと勢いで開発しちゃいましたが、まだまだ課題てんこ盛りで、しかも全部解決可能かどうか分かりません。当日になってちゃんと動かなかったら目も当てられないので、ちょっとでもヤバイと思ったら使用を見送るつもりです。どうせ色可変ライブ棒なんてどこかで探したら売ってるはずですし。

でもですよ。

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たぶんコンピューターに常時接続されているライブ棒なんて誰もやったことないと思うのですよ。
(あまりにも実用に耐えなさ過ぎて誰も手を出さなかっただけだとしても)

もしこれを現場で運用可能なレベルまで完成させて、実際にライブ会場で使用したら、私は世界で最初にこれをやった人になるかもしれません。

そう考えると、なんかすげー夢のある話に聞こえてきませんか?

まぁね、我ながらアホなのはよく分かってるのですが、こんな年になってもそういう衝動を抑えられないのが私という生き物。もうほんまに迷惑極まりないオッサンではございますが、せめて計画が決着するまでは見届けてやってくださいませませ。


なお本記事を観て「茅原実里」に手を出してみたくなった貴方はこちら。

勧めるものは人によって違うと思いますが、私はゆえあってこのアルバムを購入したことをきっかけにみのりん沼に足を踏み入れることになりました。通常楽曲とアニメのキャラソンの2枚組CDなので、お得かつみのりんをより知ることができるパッケージと思います。

なお私がこのアルバムを買ったときは「期間限定」で応援するつもりだったのですが(この事情についてはいつかちゃんと語ります)、毎日聴いているうちに彼女の音楽無しじゃいられなくなってしまい、ラジオ番組に手を出しニコ生放送に手を出し、過去のアルバムやライブDVDを買い集め、ついにはファンクラブにまで入会し現在にいたります。いやはや沼って怖いですね。でもそれだけの価値はあると保証しますよ。

あ、そうだニコ生!!
今度の5/21(金)ニコ生放送あるんだった!

とりあえずどんな人なのか知りたい方はこれを見てみてくださいませ。
音楽関係の話題はそんなに出ない(と思う)のですが、バラエティーっぽいノリでみのりんを見ることができます。
有料放送ですが前半は無料で見れるので前半だけでも!

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