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故・坂本龍一は「ダウンタウン理論」と唱え、時代に警鐘を鳴らした。「いじめ」に対して罪悪感を持たない人間が増えたのはダウンタウンの「笑い芸」の普及にある。

坂本 龍一 (さかもと りゅういち)。1952年昭和27年〉1月17日 - 2023年令和5年〉3月28日)は、日本作曲家編曲家ピアニスト音楽プロデューサー東京都出身。


坂本龍一さんは、ダウンタウンに対して批判的な意見を持っていたことが知られています。特に、作家の天童荒太さんとの対談集『少年とアフリカ』の中で、ダウンタウンの影響について語っています。

坂本さんは、ダウンタウンが日本の社会に与えた影響について、「ダウンタウン前とダウンタウン後で日本人の心は大きく変わった」と述べています。彼は、ダウンタウンの笑いが社会の倫理的な規範やルールを壊し、結果として社会全体が崩れてしまうと考えていました

また、坂本さんはダウンタウンの芸が「いじめ芸」に変わってしまったとも指摘しています。特に、年下の芸人をいたぶるような内容が増えたことに対して批判的でした

このように、坂本さんはダウンタウンの笑いが社会に与える影響について深く考え、批判的な視点を持っていたことがわかります。

 私は、ダウンタウンの二人とは同年代である。1982年にNSC吉本総合学院が開校し、ダウンタウンは第一期卒業生となった。それまでの徒弟制度という「カバン持ち」をしながらの見習いを経験せずに芸人になっている。私は、彼らがTVに出始めた時から一度も面白いと感じたことがない。全く笑えなかった。

ダウンタウン以前に、「横山やすし&西川きよし」漫才があった。相手をけなしどつく、一見似たようにも見えるが全く心意気が違う。ダウンタウンのように大御所をなじったり、ゲストをどついたり絶対せずに二人の間でどつき漫才は完結し、必ず最後は互いをフォローする。そこに深い愛情を感じる。悪意を感じさせない笑いを安心してみていることが出来た。


ところがダウンタウンの笑いは「筋が通らない。」「筋が通らない」とは、物事や言動が論理的に整合していない、あるいは正当性や妥当性を欠いている様子を指す表現です。 言い換えると、理にかなっていない状況や行動を指す場合に使用されます。 一般的には、物事や主張が納得感や信頼性を欠いていると感じる場合にこの表現が使われます。


ダウンタウンの芸とは、一方的に弱者を虐めて笑いを取る、もしくは目上の人間でも辱めて笑いの種にする最低の芸である。この芸がテレビで流されだして日本中でいじめ問題が急増した。ダウンタウン以前にもいじめはあったが、罪悪感もあった。それが、ゲームを楽しむように「なんで悪いんだ。」とか「やってみたかった。」とうそぶき、「反省」することが無くなった。ダウンタウンは人から良心を奪ったのだ!だから、松本が既婚者でありながら、合コンをしていたことが「なぜ悪いのか?」分からないことに憤りを感じる。結婚してたら疑われるようなことはしたら駄目なんだよ!SEXしたとかしないとか、合意があったとかなかったとかではなく「駄目なものは駄目!」という境界線を知らなくてはならない。
それを教えてくれるメンターや師匠がいないということは、好き勝手出来て楽なように見えるが、いつかは世の中から必要とされなくなるという法則に見事にはまっている。

モラル。道徳・倫理がなければ、人間は単なる動物だ。松本がテレビから消えてよかったと思っている一人の人間として、故・坂本龍一氏が残してくれた教訓を若い世代に伝えていきたいと思う。





                                                                               


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