君子危うきに近寄らず!人間は痛みに屈服する。時空間を超え痛みから解放されることで本当の「自由」を手に入れる!

君子危うきに近寄らず
【意味】教養があり徳がある者は、自分の行動を慎むものだから、危険なところには近づかないということ。

私達は、お金や物質という有機物によってがんじがらめに縛られている。そこを卒業して物質界を征服する為に、輪廻転生を繰り返すというゲームをしている。お金や物質を手に入れるために人間は自尊心を放棄する。放棄した結果、自分の人生から滑り落ちる。そんなパターンもあるし、逆もある。権力欲の為に利用される側のパターンもある。こちらのパターンもなかなか手強く卒業できにくい。なぜなら、暴力や脅しによって屈服させられているからだ。子供でも叩かれたらおとなしくなる。それでもだめならより以上の体罰を加え屈服させられる。人間は痛みによって命令に従い、そのパターンを繰り返している。そうして、あらゆる体験を通じて、前進、停滞、挫折、というサイクルを何度も繰り返す。繰り返す度に得たスキルをもとに物質界をさらに征服出来るように、魂は肉体を通じて「教訓」をえて、それをより上手く適応させていかなければならない。

にも関わらず、腑に落ちなかったり上手くいかないのだとすれば、見つけ方を間違ってなかったり、上手くスキルを適用させてないことになる。

これは、私の前世体験のデータから得た教訓についての話。

ある夏の蒸し暑い日、深夜2:30~位に、右足のふくらはぎが痛みはじめ、目が覚め、そしてこむら返りが起こり始めた。私は、激痛で「痛い、痛い!」と叫びながら、膝をついて押し入れに、「にがり」を這って取りに行く。にがりに含まれるマグネシウムが筋肉のけいれんに効くので、必死で探し、べたべたと塗り何とか痛みが治まったのだが・・・
数日間は痛みを引きずっている。そこで私は、この痛みの命令が何なのか?を知りたくなった。何度も想起して、妊娠中にこむら返りを起こして夫に足を身体側に倒して筋肉を緩めてもらったことなど、過去のこむら返りの経験を洗いざらい想起する。が、気分が良くならないので、夜中のこむら返りをもう一度想起しなおすと、突然、石造りの壁に手足を鎖で繋がれた私が見えた。私は牢獄にいて、立ったままで放置され、横になって寝ることもできない。真っ暗闇で湿気で不快だ。私は時々睡魔に襲われ、身体の痛みで目が覚めるのを繰り返している。やがて、ネズミに足をかじられ始める。ネズミの歯が鋭く突き刺さるのが見えるのに、両手足をつながれていて動かすことが出来ず激痛に耐え続け苦痛が身体中に広がる。足は緊張してこむら返りを起こし、頭がボーとして気絶してしまった。その時の痛みを想起し追体験する。脂汗と激痛!私は、手をきつく握り歯を食いしばって痛みに耐えている。連続する激痛を何度も何度も通り抜け、痛みを乗り越えた。乗り越えた後、冷静にその時に何が起こったのかを思い出すことが出来た。私は、17世紀にイングランドに生きていた19歳の農夫であったこと。男であったこと。次々と当時の記憶が蘇る。軍人に頼まれて手紙を届けに行こうとした。関所の荷物検査で手紙が見つかり、その内容が敵方への攻撃方法に関するものだったことから、私はスパイとして捉えら牢獄に繋がれたこと。 父親が探しに来て、私はただの農夫であること、お金をもらったので断れずに引き受けたことなど事情を話すと、地元の牢獄を監視していたのが同じ地元の人だったことから、無事に釈放してもらえたが。
私は、人から頼まれても安請け合いせずに断ること、軍人のように戦いに関係している人には関わらない、近づかないことを、痛みを想起し克服することを学んだ。私は、痛みによる命令に知らず知らずに従い、様々な人間関係のトラブルにあってきたことに気がついた。

自分の前世体験が基になって、政治や宗教の欺瞞にだまされている多くの人に警鐘を鳴らしているのが、私という人間のアイデンティティである。


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