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現在の世の中を憂う左翼リベラルのおじさんになることは簡単である。

これは、ガザ紛争、ウクライナ紛争を中心に、リアルタイムの国際的な状況についての有意義なリポストを提供してくれていた、ヨーロッパ在住の臨床心理士、@EcoG20さんとのやりとりが向こうから打ち切られ、ブロックされた時に感じたことなのだが。

彼の若者文化についての理解が、「幼い少女なのに胸ばかり発達している歪んだ2次元表象」という次元にどどまっていたことが気になっていたのだ。

「表象」論にとどまり、例えば「ウマ娘」なら「ウマ娘」の実際のキャラクターストーリーに、むしろフェミニズム的なものが強く反映していることだとか、「可愛くてごめん」こそが、男に媚びない自律的な女性の理想像ではないのか?AdoやYOASOBIのセルフ・プロデュースと、恋愛ではない歌の歌詞の普遍性をどうみるか?といった話題を振ってみたのだが、「若い女性に媚びる中年おじさんのスタンスなんておなかいっぱい」で済まされた。そしてブロックである。

ああ、この先生、結局グローバリズムにかぶれたパターナリズムに過ぎない限界があると感じた。

そして思ったのは、ヨーロッパの「安全地帯」の国の一室から、世界情勢について憂う発信をするだけなら簡単だということだ。その情報の価値は認めても。

このセンセー、ヨーロッパの街頭で実際にデモに参加するわけでもないわけで。


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