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完全な円

ある人はこういう。
不完全な円など存在しない。
なぜなら、不完全なそれを円とは呼ばないからだ。
 
ある人はこういう。
完全な円など存在しない。
なぜなら、円周率には終わりがないからだ。
 
 

正しいかどうかはどうでもよくて,ただ、面白い。
ほんの少し笑みがこぼれる程度。
 
しかし,直前まで抱いていた色々な感情が薄らぐような。
その中には様々な感情があったのだから,
それが、より良い変化をしたのかどうかはわかりません。
一時的な消化であり,いつかまた芽を出す可能性は否めないのだし,
保留した結果プラスの方向に進むのかもわかりません。
 
それでも今、少しだけ救われた気がする。
よし。この感動を誰かに伝えねば・・・


ということで伝わったでしょうか?笑
 
 
 さて,話は変わります。
人はなぜ、目に見えないものにまで値を求めたのでしょう。
自然数(正の整数)の域を出ずに、現実的に利用可能な数だけに執着してくれれば今の数学もとても簡単だったのにね。

ゼロは何もないから書きません。
分数,小数,無理数はだいたいの整数で答えましょう。
負の数は正の数に言い換えられるからやめちゃいます。
虚数なんて所詮妄想です。
無限なんてただの言葉です。
もしもボックスでお願いしてみましょうか。
「数学は哲学的な域を出ず利益を生まないものとする」とかね。


しかし,あなたはあなたの学びがあなたやあなたの愛する人を助けるとして,その学びを生活に活かそうと思わないでしょうか?
学んだことを現実の中で利益に変えたいと思う心が学問を発展させたのでしょう。もちろんその利益は個人のためだけではなく。


ある人はこういう。
円とは平面上の定点から等しい距離にある点の集まりによる曲線である。

文学的には面白くないですが,いい意味でも悪い意味でも一番しっくりくる。これを「定義」と言います。

問1:円をノートに書きましょう。
問2:それは完全な円ですか?不完全な円ですか?
 


 
 

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