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子どもを勉強に向き合わせるためのかんたんな約束事②

ありがとうございます。元中学校教師のちーたろう先生です。

私の記事では、子育てに奮闘するお母さんやお父さんに向けて、今日からすぐに使える教育法や、大人にも通じる学習方法などをお伝えしていきます。

今回は【子どもが勉強に向き合うためのかんたんな約束事②】というテーマでお話します。


先日に続いて、長期休業中でもお子さんが勉強に気持ちが向くようにするための約束事についてお話します。

前回の記事を見ていない方は、こちらから見てみてくださいね。
【子どもが勉強に向き合うためのかんたんな約束事①】

外出できずに家に居続けてストレスが溜まっていると思います。勉強したほうがいいとはわかっているけれど、ストレスからなかなか勉強ができずにいる子どもは多いはずです。

過度に無理強いをすれば、さらにストレスが溜まってしまいます。無理のないかんたんな約束事をして、勉強へのモチベーションを高めましょう。


【勉強したことを報告する】

今回の約束事は『勉強したことを報告する』です。子どもは1日の終わりに勉強したことを親に伝える、これだけです。

ただ、『毎日なにかしら勉強をする』という前提が必要です。

親「1日数分でもいいから毎日勉強をすることはできそう?」
と子どもに聞いてみてYesと答えるのなら、
親「毎日どんなことを勉強したのかお母さん/お父さんに報告してくれる?」
と約束してみましょう。

報告の仕方は子どもに任せてください。とは言っても「今日は国語をやったよ」とか「今日は歴史ね」というようにざっくりしすぎた報告は好ましくありません。

「今日は漢字の練習をしたの。〇とか△とか書けるようになったよ」
というように、具体的に報告できるといいですね。もし、子どもがうまく報告できていないのなら、親から質問して聞き出してみましょう。


【子どもの学習状況をオートで把握する】

報告することが習慣化すると、親にはこんなメリットがあります。
『子どもの学習状況がオートで把握できる』

本来、子どもの学習状況の把握は親が聞き出さないとわからないか、テストの結果を通して知るかくらいです。

ただ、子どもが自分から報告するようになると、親は自動的に子どもの学習状況を把握することができるようになります。

子どもがちゃんと勉強しているとわかると、親としてはうれしいですし、子どもにフィードバックを与えることもできます。


【報告を聞くときの親の反応】

報告を聞くときに無感情で「うんうん」とうなずいているだけでは、子どもは嬉しくないですし、報告する気をなくしてしまいます。

反応パターンはいくつかに分かれます。

例えば、子どもが今日の勉強に達成感があり、誇らしげに報告してきたとします。この場合は、うんとほめまくりましょう。子どもの承認欲求を満たしてあげます。まちがっても、勉強内容にケチをつけないように。

次に、誇らしげに報告してきたけれど勉強内容が薄いと思われる場合です。このようなときは、まずはたくさんほめまくりましょう。そして「こうしたらもっとすごいよ!」と子どもに伝えましょう。目標を高くすることで、学習内容の水準を上げます。

子どもが何も勉強しなかったという場合もあります。この場合は、思わず叱りたくなるかもしれませんが、それはNGです。
親がすべきことは「今日はどうして勉強できなかったんだと思う?」とか「明日はどうしたら勉強できるようになるかな?」と子どもに聞いて、原因や対策を一緒に考えることです。


【まとめ】

今回は、子どもに『今日1日どんなことを勉強したのか親に報告する』という約束をしましょう、という話をしました。

「報告してね」というだけの約束です。とても簡単ですよね。できれば、報告のタイミングを決めておくことで、より自動化します。夕食前でも、ごはんを食べながらでもOKです。

よく「うちの子、何を勉強しているのかわからない」という親がいますが、かんたんな仕組化でわかるようになります。

今日から早速、報告するようにしてもらって、子どもの学習を応援しましょう。

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