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ほろ苦いコーヒーのように

大学生になる前に貪りよんだ「くらもちふさこ」
でも、高校生・大学生になってもやっぱり主役は誰か

だけど妄想の世界では私は麻子で、ちょっと意地悪なキシンちゃん

ポケットにショパンばりに気持ちは千々に乱れまくるけど
いつまでも君は私をみない

そう、私はタイムテーブルの主役でいつも地味めな女子
眼鏡をかけて、ボブで まさにそっくりで

違うのは不良を好きにはならない所で
一緒にふいと出会った夏合宿迄ほぼ知らなかった
地味目な奴を元々何とも思って無かったし
その後冬になぜか急に寄ってくるようになった彼と
春合宿の下見に行っても「変な事するなよ。信じてるから」
って一緒に炬燵でビールとチューハイのんでゴロンとしたけど、、ね

でもさ、一度正気?になって離れた君の手を握り返したのは私で
多分その2人の時は心地よく、彼と恋に落ちた瞬間だったの、確実に

帰りの高速バスでは手を握って来た君に動揺を少ししたし、初恋の小学生のようにときめいた
キュンと胸が鳴った

だからそれまで別にと思ってたけど
急に恋しくて恋しくて、気付けば好きで堪らない私がいて

だから困らせちゃったの
ごめん、って言ってももう許してくれなくて、
口から出た言葉は取り返しがつかない
あの長時間の受話器口の沈黙は忘れない
翌日桜木町駅で会ったけど、私は動揺のあまり眼鏡をかけ忘れて待ち合わせに向かう電車の中でも途中迄気が付かなかった…
私バカ

それ以来私は余計な一言はなるべく隠すようになりました
失って初めて分かる痛み

丁度昨日観た『愛がなんだ』みたいに、彼と一緒に入れたら友達だってかまわないって ボロボロだったけど、平気な振りをした
試験勉強も身に入らずに、風邪迄引いて、散々

失ったモノは恋と単位でした

でも今では本当に友達だと思ってる
だって私の結婚を祝う席にも君は来て「おめでとう」と言ってくれたし
卒業で大阪に行く彼に春合宿で抜けて二人、ベランダで行かないでよって
泣きじゃくる私に
「だってお前彼氏いるだろ。俺だって実は結構モテるんだよ。
…その内彼氏と大阪でも来たら」
と困った様に諭す君
あれこそが苦笑というものだよねっではあの時チラッと思っちゃった

ただね、そんな君の台詞に
何を言いたいの?じゃあ一人で居ればいいの?と
友達ならいいの???私は友達には戻れてるの?
匂わせ???
はっきり拒絶して
そう言いたかったよ

その後卒業式までに困惑する私と、サークルで撮った卒業写真の君がなぜか私の方に首を傾ける写真を眺める時は
今でも胸の奥がうずくんだ

けれど、今は君の幸せだけを祈ってる
幸せならばそれでいいよ 私も愛しい息子がいる

血迷ってFBの友達申請押しちゃったけど、
返事はいらないよ

もう二度と逢えないだろうと思うから 貴方の幸せな顔をみたいけど
おっさんになってて幻想が崩れるのが嫌だし苦笑

いや、胸の疼きがまだどこかにあるから 見たくないような見たいような
本当の心が未だにわからないんだよ
ネットストーカーにはなりたくない

FBの申請が返ってくるのを待ちわびつつ
拒否されたらどうしようと  
最近あったスルーの私の勘違いを思うと胸が痛くなる

こんな夜は『夢の続き』聴いて寝るよ
『告白』は辛すぎるから


※もっと短いものにしようとしたが、、、長い…
そぎ落としバージョンも明日に(ホント?)

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