見出し画像

心と心の対話〜対話の森体験談〜

先日行ったイベントは私の運命の中で確実に転機となったものだった

アトレ竹芝のダイアログ・イン・ザ・ダーク 対話の森

人との繋がりが展示の美術館

その世界は、暗闇で一切の光が無い盲目の視覚障害者と同じ世界

私は当日ギリギリ遅れて行ったのでもう参加は不可かと思ったら、とても丁寧に初めから対応してくれた。
展示は白杖を持っての進行となるが、私は元々杖を使ってたので、先ずは自分の杖が光らないか試すと言って頂き、人一番苦労を掛けた。
なので、先に進んでた人より少し遅れての合流となり、皆んなの顔は全く知らなかった。
杖が光らないと確認してもらい、でも駄目になったら杖を使うという事で、右側を息子に支えて貰いつつ、白杖で暗闇を進んだ。

元々脚が悪いから、怖い事ばかりで、イベントも無理と言おうとした。
でも周りの人達、特にアテンドの方に、頼っていいんだよと優しい言葉をかけて貰い、実際に肩を貸してもらったり、手助けを沢山してもらって、多分健常者でも怖い段差や経路をなんとかゆっくりであったけど、進んで行った。

途中の詳細は残念ながら省きますが、真っ暗の天井に、満天の星がキラキラ見えた気がした。
これは私の心象風景だったけど、みんなでキャンプに行ってる様な気分になり、星が見えたのだ。

そう、私は実は夜空の下で満天の星が見たい。
降る様な満天の星。
それはどんな豪華な旅行よりも見たかったもので、その想いが星を見せたのだと思う。

全く知らない相手同士でも、本当に力を合わせて、心を言葉を送りあっていた。

ああ、こういう人との繋がりこそ一番大切なんだ、そう実感した。
また視覚障害の方の事を理解していたつもりだったが、違ってた。
この対話の森で、体感する事により、暗闇の世界が本当の意味で理解できた。

最後に光が眩しくて、綺麗だった事。

このイベントに杖があるからと怯まずに良かった。私の出逢いたいものはここにあったんだと素直に思えた。

そして、人はそんなに悪い人ばかりじゃないんだなと思いつつ、ソファーに座ってたら、ジャケットを着たきちんとした身なりの男性に話しかけられた。
そして、ここに来れてよかった事、鬱になった事、脳出血になった事、委託先で搾取されていた事を話した。とても親身に熱心に話しを聴いてくれたし、ご本人も仕事好き過ぎて、大動脈解離になって命が危なかった事を話してくれた。人生には転機がある、バランス取る事が何よりも大事だと。
そして、最後に売店から持参してきてくれて書籍を渡された
その方はなんと主催者の志村真介さんご本人だったのだ。
実は私は、「対話の森」というイベントの内容ばかりに気を取られていて、肝心の主催者の方を存じあげなかった。まさか、ご本人と話せたとは!!!名刺迄ご丁寧に頂き(点字も刻印されていた)奇跡としか思えなかった。

まだ、本は全部読み切ってないが、素晴らしい方と本の内容に、既に周囲に勧めてる。

お金じゃない、人そのもの
志村真介さんとの出逢いでもそう感じた。

私その日はいい星の巡り合わせだったのかな、と素直に思えた。

本気で健康になって、働きたい、人と交わりたい

それがこの「対話の森」の感想でした。

心のリミッターに気をつけつつ、前進したい

そう感じてる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?