見出し画像

「海外アーティストがカバーした邦楽曲」で打線組んでみた(前編)

さて、こちらの記事で自ら提唱したシリーズの第一弾を送り込みたいと思います。
酔った勢いで書いてあまりのしょーもなさに一度そっと下書きに戻したんですが、再公開しました。
(でも結局のところ、案の定というかなんというか、スキが3つしかつかなくて若干凹んだりもしましたが...。)

記念すべき(?)第一回は、題して、

「海外アーティストがカバーした邦楽曲」で打線組んでみた

....いきなりタモリ倶楽部かよ!ってくらい超マニアックなところから入らせていただきます。
(というか、調べてたら何年か前に似たような特集やってたし!!)
とはいえ、多くの曲がみなさんが一度は耳にしたことがあるような曲ばかりだと思います。
カバー元の方をね。
それによって「あ、これ聞いたことある!」というアハ体験的な側面も狙ってるところもあるわけで。

オーダーを発表する前に、打順と守備位置のおおよその意味をおさらいしておきましょう。(さっきリンク載せた記事からの再掲ですが)

画像1

画像2


そうはいっても、ただ紹介されただけじゃ

なんのこっちゃ。

と思う方がほとんどかと思いますので、それぞれの曲を素人オタクなりに解説しますよん。
SpotifyやYouTubeから引っ張ってきたオーダー曲を最初に、次にその曲の解説やTipsを、最後に(見つかった範囲で)カバー元のリンクを貼るスタイルで行こうかと思います。

※繰り返すようですが、あくまでも素人の解説ですので、そこらのおばさんがしゃべるご近所さんの噂話程度に「ふーん、そうなん。」ってスタンスで読んでください。

さ、早速オーダーを公開しましょうかね。

...と思ったんですが、書いていたら段々と熱が入りすぎて思いの外記事が長くなってしまったので、三部作でお送りしたいと思います!

それでは今日は勢いづけが肝心、1~3番をピックアップ!
(なんだかラジオDJみたいになってしまった....)


1番 SS(遊) Perfume Medley/Pentatonix

アメリカのア・カペラユニットですね。

フランスのEDMデュオのダフト・パンクのアカペラカバーメドレーがYouTubeでバズって一躍世界的な人気を得た彼ら。
日本でも折からのア・カペラ人気やらドラマGREEの影響からか大人気で、何度か来日公演も果たしています。
メンバーたちも大の日本好きなのだとか。

そんな彼らが2016年に発表したのがこの"Perfume Medley"。

いいなぁと思うのは、やっぱり耳が良いのか、歌詞の日本語の発音がものすごく綺麗なところ。
特にチョコレイトだなんてネイティブ絶対言いませんよ。普通なんじゃそりゃって言われてオシマイ。
そういったところも含めて、原曲に可能な限り忠実なんです。
カバーする姿勢としてリスペクトが感じられるのはとてもいいですよね。
当のPerfumeご本人たちも大絶賛しておられます。

ちなみに、日本向けのクリスマス・アルバムでは山下達郎のクリスマス・イブもカバーしてます。


カバー元はフォローしきれないので、各自ご参照ください。
(いきなり投げやり)



2番 C(捕) Sekaiju No Dareyori Kitto/Eric Martin feat. Debbie Gibson

アメリカのロックバンドMR.BIGのフロントマン、エリック・マーティン。

MR.BIGは、光速ギタリストと呼ばれ、親日が高じて日本人の嫁さんがいるギタリストや、指弾きなのにギター級の速弾きしちゃうベーシストがいるような、いわゆる「スーパーグループ」。
これ以上は記事の趣旨に反するのでまたの機会に書きたいと思いますが、とりあえずMR.BIG ドリルとかでググってみてください。面白いから

彼はこれまでにカバーアルバムを5枚出していて、多くが日本向けといういささか変わったディスコグラフィの持ち主。
(まぁ、日本向けにした方がが売れるとか商業的な面はこの際目をつむりましょう。)
さながら、「アメリカ版德永英明」といったところでせうか。
当然、邦楽曲のカバーはものすごい曲数に及んでいるのですが、今回はこちらをピックアップ。

まぁこの曲自体色んな意味で数奇な運命を辿ったりもしているわけですが、特筆すべきは某アイドルをフロントに据えたら上杉さんが隅に追いやられちゃった有名なバージョンよりも、バラード調の方をカバーしている点(もとはこっちがオリジナルだったみたいですね。Wikipediaさん曰く)。
彼のキーの都合とかもあってこっちにしたのかもしれませんが、

カバー元:世界中の誰よりもきっと/WANDS(リンク切れ)


3番 1B(一) Behind the Mask/Eric Clapton

はい、出ました御大クラプトン先生

いとしのレイラチェンジ・ザ・ワールドなど、日本でも人気な名曲たちを数々世に送り出した世界3大ギタリストの一角。

なんでクラプトンが、YMOのビハインド・ザ・マスクをカバーしているのかというと、これが少し複雑でして。

もともと、この曲がマイケル・ジャクソンの(色んな意味で)お化けアルバム、『スリラー』に彼の手による詞を加えて収録される予定だったけど、いろんな大人の事情でお蔵入りになってしまった、というのは有名な話。

このクラプトン・バージョンはその延長線上にあるんです。
もともと『スリラー』の制作に携わっていたキーボーディストが、クラプトンのサポートメンバーとなった際に譜面が持ち込まれ、「ほなやろか」とクラプトン先生が仰ってアルバムに収録されたという。
実際にその後のライブでも何度か演奏されていたようで、膨大な量のレパートリーの中でもキラリと輝く存在であったんだろうと思われ。
(ちなみにこのライブでドラム叩いてるの、多分フィル・コリンズですね)

参考:Behind the Mask/Michael Jackson

だから、マイケルの死後発売されたアルバム『MICHAEL』において蔵出しされたバージョンも、この通り。
(まぁでもこのアルバム、あんまり評判が芳しくないようで、ものまね芸人が歌ってんじゃないかとか親族界隈が不穏な空気になったりもしたそうですが。実際にこのバージョンもどの段階でお蔵入りになったものを補作したのか謎な部分も多いそうで。)

カバー元:BEHIND THE MASK/Yellow Magic Orchestra

しかし、ほんとに尖ってますよね、当時のこの方々....。

続きはまた後ほど。




以下追記

・・・・・・・・・・

中編はこちら

後編はこちら



それでは、今日はこのへんで。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?