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智秀館塾(教養のための日本古典文学塾)
2024年5月13日 01:11
星野之宣「宗像教授セレクション 源氏物語と平安文学」(2024)小学館伝奇ミステリー「宗像(むなかた)教授」シリーズの中から、「竹取物語」と「浦の嶋子」、さらに「源氏物語」とのつながりを描く部分のセレクションです。まず、話の発端は九州の「隼人」という人々の存在から始まります。その「隼人」の歴史が、「浦の嶋子(浦島太郎)」の話とそこからつながる「竹取物語」に込められているのではないか、というのが
2024年5月12日 02:08
江川達也「源氏物語 第壱巻 桐壺」(2001)集英社この本は「マンガを読む」という意識ではとても読むことができない、とてつもない作品です。江川達也といえば、当時は「東京大学物語」や「まじかる☆タルるートくん」で知られる漫画家で、エロティックな表現で知られていたように思います。その江川達也が描く源氏物語なのだから、当然エロティックな表現にはなるのだけれども、それだけではないのが本作品の魅力で