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小学校体育の授業の4つの目的
「次もリレーの学習はするんですか?」
体育の最後のリレーの学習が終わるや否や、そう質問してくる子が何人もいました。教室で書いたリレー学習の「単元の振り返り」でも、何人もの子が「バトンパスがどんどん上手くなっていくのが、楽しかった」や「毎回のリレーの学習が待ち遠しかった」と書いていました。子供たちは、リレーの学習と真剣に向き合ったからこそ得られる「楽しさ」を味わうことができたようで、私も嬉しく思っています。さて、今回はある子の「振り返り」から、感じた「体育の学習の本質」というテーマでお伝えします。
体育の学習の目的は4つ
リレーを始めてから最後まで、バトンパスや走るスピードが私のチームはすごく成長しました。最初から最後まで、「みんなで力を合わせて頑張ったんだ!!」と思えました。何が一番大切かというと「勝つ」という思いです。負けると思ったら負けるし、絶対勝ちたいという気持ちでバトンパスのスピードの上げ方や、どうやったらバトンパスが上手くなるのかを教え合った中で、成長したと思いました。先生や友達に教えられて(コツが分かるようになってバトンパスが、)どんどん上達しいくのが、楽しかったです。どうやって上手くなるのだろうと考えて、教えていた子は、すごいなと思いました。
まずは、「ある子」のリレー学習を通しての「単元の振り返り」をお読みください。
体育の学習の目的は、大きく4つあると言われています。
①からだづくり
②こころづくり
③なかまづくり
④あたまづくり
です。
この「振り返り」を①~④の学習の目的に当てはめてみると、体育の学習の目的を良く学んでいることが分かります。
①からだづくり
→バトンパスが、どんどん上達していった。
②こころづくり
→私のチームはすごく成長した。
→「勝つ」という思いが大切だと思った。
③なかまづくり
→どうやったらバトンパスが上手くなるかを教え合った。
→「みんなでちからを合わせて頑張ったんだ!!」と思えた。
④あたまづくり
→バトンパスのスピードの上げ方や、どうやったらバトンパスが上手くなるのかを考えた。
もちろん、この子の「単元の振り返り」だけではなく、多くの子の振り返りから体育の学習の目的をしっかりと学べているなと感じることができました。「チーム記録を伸ばしたい」、「相手のチームに勝ちたい」という思いや目標を達成しようとする過程の中で、「からだ」、「こころ」、「なかま」、「あたま」を伸ばすことができたリレーの学習でした。
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