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\こっそりのぞき見!/【探究科学・フィールドワーク/釜屋】

こんにちは。
教室コーディネーターの矢萩こゆきです。
あっという間に2022年も9月1週間が経ちました。
私が一番好きな季節の始まりを感じ、ソワソワしております。


先日、以下2つのオープン講座をご紹介しました。
探究総合オープン講座
探究英語オープン講座

本日はフィールドワークをご紹介します。
フィールドワークの紹介は今回で2回目。
以前の記事はこちら>>

今回で第5回目を迎えるフィールドワーク。
第一回の際に訪れた「浅間町みはらし公園」へ再訪しました。

まずは教室でミッション共有

今回のテーマは『土壌生物と僕たちの環世界』。
「足の裏の土にはどれくらい動物がいる?」という問いから始まりました。
*環世界とは、とっても簡単に表すと「生物が体験する世界(環世界 Umwelt)」。釜屋先生の研究テーマです。

先行研究によると、私たちが森の中を歩く時、その一足の裏には、
ヒメミミズ 1845匹
ウズムシ 48匹
アブ・ハエの幼虫 103匹
クマムシ 12匹
ダニ 3280匹
ムカデ 1.8匹
トビムシ 479匹
ワラジムシ 11匹
ヤスデ 0.5匹
線虫 74810匹
が存在すると言われているそうです
出典:青木淳『自然の診断役 土ダニ』(1983、日本放送出版協会)

「うそ〜〜〜!」と、みんな驚き。
その土壌生物たちは、私たちの身近な公園に果たして生息しているのか、どんな土にいるのか、なぜそこを好むのか、等々、疑問を持ちながら
いざ!フィールドへ。

4月ぶりに訪れた公園は、草が覆い茂り、まるで違う場所。
草が高過ぎて簡単に歩くことができませんでした。
今回は三種類の土を集めます。
それぞれの条件は
・枯葉の下の土
・パサパサの土
・草が生えている土
参加者それぞれが条件にあった土を探します。

せっせと耕し何種類かの土を採集
「どんな生物がいるかな」とワクワクしながら土をほりほり
「いいね!!ここの土!!」と、テンションの上がる釜屋先生。いい笑顔。
枯葉が溜まった土をほりほり
拓けた土もほりほり……

ただただ、楽しそうに土を掘っている様子にも見えますが、
実際に自分でフィールドを歩き、脳内に地図を展開し、場所の広さ・そして土の特性を五感で察知し情報を追加する大切な作業。
先に私たちが土を集めて準備しておかない理由です。

教室に戻り、それぞれ採ってきた土を観察・共有します。

何がいるかな。ドキドキ(後ろにこっそり矢萩先生!笑)
三箇所の土をそれぞれ観察
大量にムシが出てきてびっくり
発見を共有

今回は三種類の土を集めて観察しましたが、
どの土に一番生き物がいたか・その生き物たちにとっての生きやすさについて考察。
あっという間に時間が過ぎましたが、いつものごとく密度の濃いフィールドワークのクラスでした。

●フィールドワーククラスは受講者を募集しております。
月に一度の開講ですので、ご興味ございましたらご連絡ください。
▼詳細はこちらの記事をご覧ください
『4月〜新規開講!「探究科学フィールドワーク」』

▼お問い合わせはメールにてお待ちしております
info@chisou-gakusha.jp



===おまけ===
この日は大阪在住の川口先生・長野在住の前田先生が在室し、講師・スタッフの珍しい記念写真が撮れました^^

知窓学舎、夏の思い出!


それでは素敵な週末をお過ごしください^^

文:知窓学舎教室コーディネーター 矢萩こゆき


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