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「無理して、"毒"を食べなさんな」毒から学ぶ強かな人間の生き方。



自然発生して蔓延する毒
あなたは、誰かの毒になってはいませんか?

毒とは、見方によっては薬にもなる。

生物Aにとって毒だとしても、生物Bにとって毒ではない場合がある。反対に生物Aにとって生命活動を活発にする薬のようなものだとしても生物Bにとっては猛毒かもしれない。この見方は、私たちの日常生活に蔓延る様々な毒を認識させる。

例えば、自分にとってストレスになっている人が、自分にとって毒であっても、その人が他の人にとって有益であるかもしれない。一方で、自分が誰かにとって毒のような存在である可能性も十分に考えられます。
誰かの毒ではなく薬のような癒し助けられる存在でありたいですね。

毒によって麻痺させられる
あなたにとっての毒は何ですか?

お酒?タバコ?それとも、人間関係?

フグ毒や食中毒、アルコール中毒など、人間にとっての毒物や過剰な摂取量で毒になり得る存在が体内に入ることで手足のしびれや痙攣、幻覚、嘔吐など、体が麻痺します。
これは、飲食物に限らずもっと【目に見えにくいもの】が毒として溢れ、体に限らず、心を麻痺させる場合もあるのではないかと考えます。

例えば、あなたは人間関係におけるストレスを感じていますか?ストレスを毒とするならば、あなたは人という毒におかされはじめているのです。厄介なのは、【目に見えにくいもの】ゆえに、毒におかされていることを自覚しずらいことです。あなたの毒は何ですか?

毒を無毒化できる
あなたは毒を食べるべきなのか?

あなたは、毒を食べる必要はありません。

私たち人間は、食という文化において強かな(したたかな)生き物です。
フグやキャッサバ、ワラビやゼンマイなど、人間にとって毒である生き物をあく抜きしたり、毒を避けて調理し、食しています。
それは人間関係を構築する上でも役に立つ強かさなのではないでしょうか?

無理に付き合わなくたって良いんです。
無理に合わせようとしなくたって良いんです。
大切なのはあなたにとって、ストレスであるかどうか。その人の毒気を抜く気持ちで接してみたり、相手の良い所にスポットを当てたり、無理に食べようとせず、距離をとったり、環境を変えることも強かさですね。

毒に魅了される
あなたは、美しさの内に何があるかを知っていますか?

美しいものには毒がある。

アネモネという花はその大ぶりな花弁が華やかで、人々を魅了します。この贈り物の花にも選ばれるアネモネ、実は毒を内包しています。
花言葉に「はかない恋」「恋の苦しみ」「見放された」「見捨てられた」という意味をもちますが、これは私達の心をキュッと苦しくさせる「はかなさ」「恋」「人間関係」と言い換えることができます。
人は桜のようなはかない季節の花に情緒を感じ、恋に浮き足立って、新しい人間関係に心躍らせる。
しかし、人が亡くなれば悲しみ、恋に悩まされ、人間関係に頭を抱えたりもします。
端的に言えば、酸いも甘いもあるのです。
人間もアネモネの花も同じ。アネモネの美しい花弁を支える葉には毒がある。花も人も美しさの内側に毒をもつ。

つまり、毒=悪者だと思い込まないで欲しいのです。
酸いがあるから甘く感じるのか。
甘いがあるから酸いを感じるのか。
両方かもしれません。
毒があるから美しい。
美しいものに毒がある。
あなただけじゃない。
みんなみんな同じなのです。
みんな少なからず毒をもっている、そう思うだけで、ほんのちょっと何かを誰かを許せる心のゆとりも残しておくと良いのかもしれません。


《本記事のまとめ》

毒から考える強かな生き方とは、他者と自己、双方の目から毒を見つめ、毒と柔軟に付き合っていく生き方。
①自分が誰かの毒になっていないか
②自分にとっての毒は何か
③その毒とどう向き合うか
④毒を許すという考え

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