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夢はミニマムに

東京を脱出し日本海の北の方にある離島に暮らしはじめ、あっという間に5年。「お金はかけずに、時間をかけて、夢は小さく叶える」という想いで、葡萄農家になった夫と、自宅の一部を開放して宿をはじめようとしている妻です。

島に来てから5年も経って、ようやく枠組みが見えてきた夢。夫はワインが好き。私は人が集う場所が好き。「好きなものを創造する側になる」という夢を身の丈にあった形で、焦らず、急がず、ゆっくりと叶えようと活動しています。

夢は小さくとい言いましたが、大きな夢、もちろん悪くないと思います。 しかし私たちはリッチでもなく、天才でもなく、普通の人生を歩んできた 2人なので、身の丈以上の夢を目指す、勇気もお金もなかった訳です。

夫は農業人口が減ってきている島の空いている畑に、自分の目の届く範囲から葡萄の苗木を植え、農家民宿or農家レンストランでの提供という条件はあるものの、莫大な投資をせずに、こじんまりと無理のないワイン醸造の道を開拓しはじめています。

宿に関しては、島の空き家を購入し、まず自分たちの住処として基盤をつくりながら、住居の空いている部屋やスペースを改修し、自分たちが思い描く空間創りをリスクを負わない規模からはじめています。

夢の叶え方次第では、無理そうだと諦めていたことも、叶う時代だと私たちは信じています。

そして2020年より「Andante 葡萄農家の宿」がはじまります。5年かけてようやく一つ形になりました。まわりからは「やっとかい」と言われそうですが、いいんです。「夢はミニマムに」「速度はアンダンテ」これが私たちらしい夢の叶え方なんですから。

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