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動くきっかけはマイナスの出来事から始まる

みなさんはどんな事がきっかけで、新しいことを始めますか?
私はマイナスの出来事があった時、そこから抜け出す為に一歩を踏み出すことが殆どです。
いつも自分の足りないものや改善すべきものを探しているイメージで、
自分で自分を認めることができず、自分を好きになれない。
この思考はいつになったら改善されるのだろうか。
真面目だと言われることも嫌です。
ありのままの自分を受け入れられないのだと思います。


■マイナスから這い上がる

うつ病だ。病院に行かなくちゃ。と思って病院に連絡すると、
予約がいっぱいで1ヶ月程度待った記憶があります。
今にも死にそうな時、この1ヶ月待つという時間は恐ろしく長く感じました。
うつ病の治療は、数年に渡る投薬と定期的な診察でした。
私の場合は、薬を飲んだことが直接改善に繋がったという自覚はありません。診察も意味があったんだろうか。
心療内科の治療はどうやって定義し治療が進められていくのでしょうか?
専門家の方に聞いてみたいです。医師との相性もあるような気がします。
ある時から、先生による診察は不要でカウンセリングが良いと切り替えられ、2週間に一度、臨床心理士と話をしていく事を続けました。
私は2週間後に話したいことばかりを考え、30分の枠内で全部話す為にはどうしたらよいのかを考え続けて生活していました。
半年間話し続けた結果、「もう話すことがない。」という状態に変化していきました。
そこで心療内科の治療が終わりました。

治療が終了した数か月後、離婚や離職を経験するのですが、
そんな時助けてくれたのは心療内科の医師でも臨床心理士でもなく
以前から時々悩みを聞いてくれアドバイスをくれた、年上の女性でした。

この方は、高校生の時に出会い、偶然同じマンションに引っ越してからの知り合いでした。
私が様々なショックで倒れそうになっていたところ、
マンションのエントランスで様子がおかしいと声をかけてくれました。
この声かけがなかったら、今の私は存在していなかったかもしれません。

■健康であるために

私はとにかく健康を取り戻さないといけないと思っていました。
2011年の東日本大震災をきっかけに、どこからでも歩いて帰れる脚を作ることを目標にしました。

ジムに入会し、(腰に負担がかからない)プールで歩くところから。
次に筋トレマシンとトレッドミルでまず5分走ってウォーキング…
そうしているうちに、10キロマラソン大会に出ようと考える。
高校生時代のアルバイト先の同窓会で走る人に出会う。
同じマラソン大会にエントリーしていたので、その仲間に参加させてもらう。
そこには、複数の偶然の繋がりが待っていて更に盛り上がりました。

■歩くことがやっとだった私がフルマラソン?

みんなと走る練習すると楽しく、ランニングに夢中になる。その後の打ち上げがもっと楽しい(笑)
仲間から「フルマラソン走ると人生変わるよ。」と言われ、挑戦するなら50歳までに…と。そしてフルマラソンを完走しました。
次は、タイムを縮めたいので夢中で練習する…フルマラソンでタイムが1時間縮まり…まぁ、この辺が私の限界と知りました。

そんなことをしていたら、うつ病はもちろんのこと、異常な腰の痛さはなくなっていました。
うつ病発症からフルマラソン達成まで12年くらいかかりました。

今でも色々なマイナスの出来事が起こります。
落ち込みが激しく、そこから上がっていくには時間がかかりますが、
それでも少しずつ前に進んでいくしかありません。
現在もそんな状態ですが、また次への挑戦を考えています。
あまり必死にならず、日々の自己点検を怠らず暮らしていきたいと思います。


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