もうちょっと話したい
昨晩の残りとインスタントスープで雑に朝食を済ませ、天気がいいので洗濯をしている。家事は好き。洗濯が一番好きで洗い物が一番苦手。掃除はちょっとを毎日で家がキレイ。起きてすぐベッドを整えられるかで、もしかして一日が決まるかもしれない。春がすぐそこ。私は元気です。みんな元気でいてください。
「#カワイクイキタイ」で慢性的な満たされなさを文章に昇華できているから最近なんか健康的。創作意欲がちゃんと創作物に向いてて健康的で建設的。Twitterとかにぺっと書いちゃうといつも後悔する。せっかくの気持ちをトイレに流してしまったと後悔する。曲はもう自発的に書かないだろうし、文章があってよかったです。本当に。そういえば去年お仕事でいっこ曲書いたんだけどいつ公開なんだろ。
仕事や作業の合間にいろんなとこに出かけていろんな人に会えてる。誘ってもらったものはできる限りいきたいし、自分がいきたいと思ったものにもできるだけその時にいきたいけど、物理的にも精神的にも全部は無理。できるだけしか。だから会ったというより会えたという感覚が近い。
こういうののタイミングって不思議で、今の自分に必要なものしか手に入らない。というか無意識に取捨選択をしていると言える。手に入ったものは今の自分に優先的に必要なもので、自分で掴んでるんだなと思う。
共演して以来ずっと仲がいい人たちと自然を見に出かけた。本当は仕事だったんだけど急遽いけるようになっておおよろこび。行く場所や行くお店を調べてくれていたり、車を手配して運転してくれたり、かける音楽を用意してくれていたり、そういうことを全く恩着せがましくなく、むしろしたくてしているかの如く、さらっとできる人ってたまにいる。同じ人間かと思う。本物の優しさだなって思う。心が本当に優しいからできること。やさしい人とたのしい人に、おんぶに抱っこのお出かけでした。ほんと頭上がらないです。ありがとう。
美しいものをたくさん見ました。空、雲、池、湖、滝、星、夜景、富士山。コンテンポラリー。仕事のはなし。いつも応援してる。ずっと応援してる。げんきそうでうれしかった。『ねえみんな大好きだよ』が頭の中でずっと流れてた。
No Funが京都から来ていたので、ライブを観に行った。私はやっぱり音楽が好きだから、その身が音楽そのものであるかのようなミュージシャンを絶対的に尊敬してる。あと芸人さんも尊敬してる。ライブハウスという場所を、バンドという集合体を愛してる。いいバンドは見てるだけで涙が出る。No Funは、とてもいいバンド。今一番すきな、美しいバンド。
No Funボーカル・内田秋のことは、もう随分前から知っていて家族と友人の間のような関係にいるのに、いまだにうまく説明できない。強くて弱くて、おおらかで繊細。どんな人?と聞かれたら美しい人。自分があるのにナルシストじゃない。とても人間なのに、人間より山とか海とかオオカミとか鷹に近い。そんな人。
秋の言葉にしにくい強い魅力は、人を集める。そして遠ざける。遠ざかってゆく人っていうのは、黙って行けばいいのにいつも残る人を傷つけてから去ってゆく。秋は、いつ見てもたくさんの人に囲まれていたけど、ずっと一人ぼっちだったように思う。No Funは今10人編成。秋の周りに、秋を傷つけない人が9人もいる。それが私はとても嬉しい。よかったね、秋、よかったねと思う。
いいって、上手いとか下手じゃないんだよな。去年書いた芝居の中にもこのセリフがあるけど本当にそう思う。もちろん表現活動なのだから、見れるクオリティであることは大前提で、そんなことは当たり前なので話す気にもならないけど、それ以降はなんというかどれだけ技術があっても技術だけじゃ出せない世界があって、人間に生まれてよかったってそういうものに触れた時だけ心から思える。愛ってなんなんだろう。No Funは、内田秋の音楽と詞は、その類のものです。
売れようとしなくても、勝手に必要とされてゆくと思う。バンドはもうしないかもと思ってたけど、今更やりたくなってきた。No Fun入りたいな。入れてくんないかな。京都は不思議な街ですね。いいものが生まれる。
愛する人、植田真梨恵の「LIVE OF LAZWARD PIANO -青い旗-」を観にZepp Hanedaへ行きもしました。新しいハコってわくわくする。
ラズワルドピアノというライブは、ピアノの西村さんと植田真梨恵がたった2人、歌だけで立ち向かってくるライブで、私はまりえと出会ってライブに行くようになってからずっとこのラズワルドピアノがだいすき。ほぼコンプリしてる。そんなラズラルドピアノが10周年だったそうで、そのライブ。
植田真梨恵のライブは、毎回演出が素晴らしい。ライブをするならああでないとと思う。植田真梨恵という人は、素晴らしいミュージシャンであり、素晴らしい演出家でもある。とんでもなく美人なのにいい意味でビジュアルがいいことを忘れる。植田真梨恵の音楽というか、植田真梨恵が音楽。そこがたまらなくすき。内田秋もそうだし、最近すきでよく聞いてるアマイワナさんもそうだし、いいアーティストってきっといい演出家なんでしょうね。
今回のラズワルドはとてもシンプルで、凝った美術も装飾もなくて、グランドピアノ一台とマイク一本。いつものアコギ。魂が剥き出しでかっこよかった。外音と照明が歴史を物語ってて、それってつまり植田真梨恵を愛するスタッフワークで、ひとりで福岡から大阪に来たまりえが、長い時間をかけて手に入れてきたものなんだなと思った。空間の全てが美しすぎて、涙が出る瞬間が何度もあった。
雄大でした。圧巻でした。うーん。言葉の力ってたかがしれてる。だって空気が揺れてたとか、明かりが暖かかったとか、聞いたってなんのこっちゃと思うでしょ。言っててキモいもん。知るためにはその場に居るしかないって思う。だからいい。私はそういう表現を愛してるし、そういう表現者を心から尊敬して愛しています。そして私たちだけの秘密じゃないことをとても望んでいる。
翌日まりえと品川駅でお昼ご飯を食べた。久しぶりにゆっくり話せてうれしかった。未来の話ができるのって一緒にいる未来を考えられる人。本当は誰とだって未来の話がしたいよね。まりえと話すのはいつも、今と未来の話。
肩書きはなんでもいいと言う。植田真梨恵をただシンガーソングライターと呼ぶことがどれだけ陳腐か知ってる私にとって、まりえのその言葉はとても響く。弱ってる状態でも生命力を褒めてくれる。なんの話か、話す前に当てる。あいしてるよ、だいすきだよと言葉にして言う。アルバムの7曲目みたい、の例えで声出して笑う。
私にはそういう人が何人かいる。女だったり男だったりする。もうちょっと話したいから、未来の約束をしたいから、がんばって生きようって都度思わせてくれる。ありがたい。自分はこういう人だって思うことは本当に無いけど、周りの大事な人がいつも自分の位置を教えてくれる。いつもありがとう。
最近のうれしいことは、すきな人に文章を褒めてもらうこと。文章を読んでSHIMAISHIBAIの公演観に行きたくなったって言ってもらえること。お芝居褒めてもらうこと。歌褒めてもらうこと。心の栄養。悲しいことはたくさん。
日曜日のお昼。風が吹いていて洗濯物がよく乾きそう。春がもうすぐそこ。洗濯機が今、ピーと鳴りました。
いつも読んでくださりありがとうございます。 サポートしていただけたらとってもとってもうれしいです。 個別でお礼のご連絡をさせていただきます。 このnoteは、覗いて見ていいスカートの中です。