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日本人の父と台湾人の旦那さん

父の誕生日だったので、台湾人の旦那さんと一緒に、父に電話した。

父は電話に出るなり、旦那さんに向かって、

ニイハオ、ニイハオ!

と言った。

旦那さんも、おお!と反応し、練習した一言を繰り出す。

おとうさん、たんじょうび、おめでとー

ございます、まで言うのは難しかったらしい。

父と、その隣にいた母は、上手!上手!と喜んでくれた。

練習したんだよー、とわたし。

そのあと、今日食べた夕飯のこと、お腹の赤ちゃんのこと、いつになったらコロナが落ち着いて台湾に来れるか、などなど、色んな話をした。

話題が変わる度に、日本語のわからない旦那さんが置いてけぼりにならないように、簡単に中国語に訳して伝える。

父がそれを聞いていて、中国語、だいぶ進歩したんじゃないの?と言ってくれる。

旦那さんの日本語も進歩したんだよ〜と言って、何か披露させようとしたが、旦那さんは突然のムチャぶりにあわあわするばかり。

それでも最後は、旦那さんが、さよなら〜と言ってくれて、電話を切った。

旦那さんは、教科書を使って勉強しているわけじゃなく、わたしとの会話を通して、少しずつ日本語を覚えている。

うちの猫にむかって「オイデ〜」と言ったり、鳴きわめいているときには、「ウルサイ!」と日本語で叱りつけたりする。

耳がいいのか、記憶力がいいのか、何回か繰り返すとすぐ覚えてくれるので、わざと日本語で話して、少しずつ刷り込んでいる。

最近は赤ちゃんが生まれそうになったとき、パニックになって咄嗟に中国語が出なかったらどうしよう、と思い、そういうときに言いそうな言葉を覚えてもらおうとしている。

例えば、“動けない”。

旦那さんの耳には、ウポケナイ、と聞こえるらしくて、旦那さんがウポケナイの?と繰り返すのがなんだか不思議な響きで可愛いかった。訂正したけど。

他にもこういう言葉、教えておいた方がいいんじゃない?というアドバイスがあれば、ぜひコメント欄で教えてください。

一方で、父も中国語や台湾語に興味を持ってくれているらしい。

LINEのスタンプで、台湾語と中国語と日本語の3つが書かれたものをわざわざ見つけて購入し、時々送ってくれる。

ネットニュースで台湾に関する話題を見つけると、それもURLを家族のLINEグループに送ってくれる。

日本のネットニュースなので、台湾のことよりも、チロルチョコの台湾スイーツ味が出た、とか、日本で台湾ドーナツが人気だとか、そんなニュースが多い。

それでも、父が台湾に関心を持ち、歩み寄ろうとしてくれていることが嬉しい。

今はまだ、両親と旦那さんは、ほとんど会話ができないけど、これからもっとコミュニケーションが取れるようになったら嬉しいな。

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