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台湾にくる前にやっておけばよかったなと思うこと
台湾にくる前にやっておけばよかったなと思うこと。
それは、料理のウデを磨いておくこと!
日本にいた頃、わたしはよく友達と夜ご飯を食べに行ったり飲みに行ったりしていて、あんまり家で食事を作っていなかった。
自分の食べたいカレーとか餃子なんかを作ることはあったし、まったくできない、ってほどじゃないんだけど、料理のできる人がわたしの包丁捌きをみると必ず、怖いと言うくらいには不器用。
レシピを見ないと作れないくらい基礎がないのに、レシピを無視して適当に作って失敗するという、料理下手あるあるを地でいっていた。
ある時、友達とABCクッキングの体験レッスンに参加して、手打ちパスタの作り方を習ったことがあった。
その後、友達は習ったパスタソースを家でも作ってみて、乾麺を茹でてソースに和えて食べたと言った。
一方、わたしは、習った手打ちの麺のほうを家でも作ってみて、市販のソースをチンしてかけて食べた。
身につけるべきはどっちだったのか。
わたしは友達のようにソースを練習したほうがよかったのではないかと思っている。
だって、なかなか麺をわざわざ打つ機会なんてない。
夕方に、よし、今日の晩ご飯はパスタにしよう!と思い立って、小麦粉からこね始めるってのは時間がかかって大変で、現実的じゃない。
そんなちょっとズレてて、大して料理のウデのないわたしが台湾に引っ越してきて困ったのは、日本食が恋しくなること。
日本と比べて給料は安かったけど、ローカルなお店で50元(日本円にすると180円くらいかな)もあれば、ルーロー飯(肉そぼろ丼のようなもの)と茹で野菜が食べられて、お腹いっぱいになった。
でも日本食レストランにいけば300元くらい(1000円くらい)取られることもある。
そんなにお金を使っていられないから、日本と同じ味を求めて、コンビニで40元くらい(140円くらい)のツナマヨおにぎりを買ってよく食べていた。
ローカルの食堂と比べるとコスパは悪いけど日本の味が恋しかったから致し方なかった。
職場の日本人の先輩の女性2人と、「日本食、恋しくなるよね〜」って話になったことがある。
「そんなとき、どうしてますか?」と尋ねると、2人とも「自分で作る!」と即答した。
そうなのだ。
台湾は日本料理屋はお高めだけど、スーパーへ行けば、日本の調味料が普通に手に入るから、日本食を作りたいけど材料が揃わない!なんてことはないのだ。
ヨーロッパなんかに住んでいる日本人の方のnoteなんかを見ると、日本食を作りたいけどあれがないこれがない、と苦労しているようだ。
だけど、台湾なら、醤油もみりんも味噌も、ほんだしだってある。
お豆腐もよく食べるし、うどんや蕎麦の乾麺、冷凍だけど納豆だって売っている。
普通のスーパーになくても、三越デパートとか、カルディ、無印なんかに行くと、もっと色々手に入る。
手に入らないのは、今のところ、梅干しと生食できる卵くらいかな。(卵かけご飯が食べたい)
つまり、料理さえできれば、いくらでも台湾にいながら日本っぽい食卓を用意することができるのだ。
わたしは義実家で同居してるので、冷蔵庫を開けて、義両親が市場で買ってきてくれたお肉や野菜を自由に使って料理している。
しかし、この野菜がわたしには難しい。
日本にいた頃には見たことのなかった野菜が冷蔵庫に入っていたりするのだ。
特に葉物野菜が、何がなんなのか、どう調理して食べるものなのか、料理経験値の少ないわたしにはわからない。
きっとたくさん料理のレパートリーがあって、色んな野菜を使ってきたことのある人なら、この野菜はアレに似てるから、こう調理してみよう、みたいな引き出しが、頭の中にあるんじゃないだろうか。
わたしの場合は、なんか葉物野菜を入れたかったけど、よくわかんないのばっかりだから諦めよう、と冷蔵庫を閉じるしかない。
その謎の野菜の名前もわからないので、ネットでレシピを検索することもできないのだ。
もっと料理のウデを磨いておけばよかった!と思う理由はもう一つ。
今のところ、まだまだわたしの料理は毎回必ず美味しいものができるとは限らない。
せっかく頑張って日本食を作っても、なんか微妙、なんてことも起きる。
自分が作ってしまったあんまり美味しくない料理を、仕方ないから責任持って、我慢して口に詰め込むのは、食べ慣れない台湾料理を食べるより辛いかもしれない。
料理のウデがあれば、いつでも安く日本食が食べられることを考えると、やっぱり日本にいるうちに、もっと料理を勉強しておけばよかったなーと思う。
今はまだまだ修行の身だけど、がんばって、いつか美味しい日本食を作れるようになりたい。
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