見出し画像

「ルックス」のはなし

はじめまして!
ありがたいことにCHIRUDAに参加させて頂いてから、随分SDGsについて自分自身でも考えることが多くなったなあと感じる日々です。とはいえ知識不足の私は、毎回「へ〜!」と初めて知ることばかり。まだまだ勉強中の身でございます。

こういった投稿は初めてですので、ドキドキしながら記念すべき初投稿を書いている次第でして。私は文章を書くとまとまりがなく、どうしても話し言葉になってしまうところがあり、読みにくいこともあるかと思います。その点温かく見守って頂けると幸いです。

ただ、こういった自分の言葉をつらつらと書き進めていくのは楽しいものですね。



とはいえ、何をテーマに書くのが良いものか。

まずは、CHIRUDAのディスカッションチームで学んだ内容を元に、私自身が感じたことを書いてみようかなと思います。




マイクロアグレッションって何?



「マイクロアグレッション」という言葉を初めて聞いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もその一人です。


「マイクロアグレッション」(microaggression)とは、特定の個人に対して、その人が属する集団(ラベル)を理由に、おとしめるメッセージを発す
る日々のやりとりのことで、特に攻撃する意図がなくても相手を傷つけてしまう言動のこと。

マイクロ = micro がついている理由は、そのものが「小さい」のではなく、被害者側が「毎日」「日々」積み重なるように体験しているという意味。日常的に侮辱や侮蔑にさらされているものの、差別だとはっきりと認識・指摘しづらい部分があり、心理的な不安にさいなまれています。


人種、ジェンダー、障害など、該当する事例も様々。

マイクロアグレッションを受ける人にとって、それはどうゆうことなのか?が分かりやすく解説されている動画がありました。


知らず知らずのうちに、誰もが無意識の偏見で勝手に決めつけてしまっている状態は、日常に溢れているように思います。良かれと思って発した言葉も、相手にとってはマイクロアグレッションになり得るということですよね。




人は見た目が 100パーセント ?!



その中で私が特に気になったのは、「見た目」においてのマイクロアグレッションです。少し前に『人は見た目が100パーセント』というドラマがあったなあ…。なんてことを思い出しました。

FOD『人は見た目が100パーセント』


もう5年も前のドラマですが、現代女性のリアルな心情を描いてきた大久保ヒロミさんが手がけるコミックが原作となっています。
研究に没頭する、真面目で見た目は冴えない 女子力ゼロの理系女子が、丸の内の化粧品会社と合併したことをきっかけに、「美の特別研究」を始めるというストーリー。
今となっては、「女子力」や「理系女子」という表現の仕方もアウトなのかなあと思ったりもしますが。"女性は綺麗でかわいくあるべき" だとか、ではその「綺麗」や「かわいい」はどの基準で作られているのかとか。言い出すとあれもこれも無意識の偏見に思えてきます。

ドラマの中だけの話ではなく、むしろ現実世界の方が悲しいことに、見た目で扱いが変わることが多いなと感じます。こういった見た目だけのジャッジが如何に社会的に(?)運命的に(?)続いているか、私たちがこれまで強いられていたか、という風にも考えが及んできます。


※ちなみにこのドラマは実は個人的にとても好きで、毎週楽しみに観ておりました。決して否定などするつもりは一切ございません。



私自身も見た目に関して言われることが多く、例えば「痩せたらかわいいのに〜」というフレーズは今まで何度言われてきたか分かりません。その度ダイエットを試みるも、食べることが大好きな私は結局変わることのできないまま。
もちろん自分自身が原因でこの体型になっているので、そりゃ仕方ないとは思っていますが。自分自身でわかっていても、他人から言われると傷つくこともありますよね。裏を返せば「太っている」「かわいくない」と言っているのと同じでは?と思うのは、私の考え過ぎでしょうか(笑)

とはいえ、体型に限らず「見た目」についての無意識の偏見は多いのではないかと思います。



どんな小さなことでも、自分の身の回りで起こり得るような、普段の日常の中でマイクロアグレッションは隠れている、ということをお伝えできたらなと思いました。
敏感になり過ぎるとそれはそれで自分がしんどくなってしまうかもしれませんが、些細なことでも、積み重なると攻撃性を持つということを今一度考えてみたいと思います。



みなさんは、「これももしかしてマイクロアグレッションでは?」という体験をしたことがありますか?
また、知らず知らずのうちに相手を傷つけるような発言をしていないか?


私自身も改めて見直していこうと思います。




<ご応募・お問い合わせはこちらから>


この記事が参加している募集

多様性を考える