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鳥見散歩<S山公園編> 2023年6月 寄り道
先日、鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんと、U湖に行った帰りにS山公園に行きました。
ナビが示したのはすごく細い道で対向車に気をつかいながら駐車場に到着しました。
暑い日差しを避けられるいい感じの木陰の下に車を停められて、お昼を食べた後に歩き始めました。
駐車場からすぐが森でした。
モカさんが「道を覚えておいて」と、無茶をふりました。
私は賞味期限がまもなく切れるゼリー飲料を凍らせて持参していたのですが、ちょうど水筒の中身を飲み干したモカさんが嬉しそうにそれを受け取りました。
渡すタイミングって大事ね……と思った私。
モカさんは歩きながら
「ここってルリビタキが好きそう」
こんなことを言っていました。
山の湧き水がちょっと集まって流れたような、浅い水の流れがありました。
水びたしの地面を見て「小鳥が好きそう」と判ずる私でした。
森を抜けると、そこは駐車場でした。
モカさんが山に登るときに利用したことがあるそうですが、私たちが行ったときは通行止めになっていました。
駐車場の近くに庭園があったので、少しここを歩きました。
私はこの庭園は探鳥会で来たことがあったので、冬、庭園のどこに鳥がいたのかをモカさんに話しました。
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庭園を歩いて、また来た道を戻りました。
いきなりモカさんが
「いた!」
と言って藪の中を下から覗きました。
キジみたいな鳥がいたそうなのですが、すぐに見失ったそうです。
枝の上の方に鳥がいるのが葉の間から見え隠れしていました。
モカさん曰く「メジロ」だそうです。
遠くで鳥の鳴き声が聞こえました。
ギーー ジーー ピーー
モカさんは「ヒヨドリ?」と首をかしげました。
ヒヨドリは夏になるとギーなどの濁った声で鳴くのです。
「そうです、ヒヨドリですよ?」
「よく分かったね」
「遠くでピィピィとヒヨドリが返事をしていたから」
「……なるほど」
そういう聞き分け方があるのかと感心しました。
特に迷うこともなく元の駐車場に戻ることができました。
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