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ハクチョウと再会 探鳥会レポート<T沼編>4/4話 2023年11月

 先日、ニコ支部T分会の探鳥会に参加してきました。
 場所はT沼です。

 探鳥会ご一行最後尾隊は急ぎ足で先を進みました。

 なぜか、この辺りから鳥が枯れました。

 広場を抜けて、湿原の脇を抜けます。
 シギチが期待できそうな浅瀬をこっそり覗いても鳥は不在でした。

 明るい森を抜けて、眺めの居場所から水面を見下ろして
 「アオサギが1羽いるだけだね」

アオサギ

 アオサギがいる向こうにT沼弁天様が見えていました。
 今回のゴールです。

 「先頭はもう着いちゃったかも」

 最後尾隊は急いで進みました。

 鳥はほとんど出なくて、モズやジョウビタキの鳴き声が聞こえたくらい。
 それらを観察した鳥としてカウントしながらT沼弁天に着きました。

 T沼弁天は出島になっていて、この周辺にはシギチが多いのですが、この時は1種類しかいませんでした。
 「オジロトウネンがいます」

 また別の方向から声がかかりました。
 「コウノトリがいます」

 「コウノトリだって」
 「コウノトリが地面に降りたんじゃない?」
 私の周囲にいた人はコウノトリの方へ行ってしまいました。

 シギチはまだ大丈夫だろうと思い、私もコウノトリの近くへ。
 T沼の水位が下がって地面がむき出しになったところにコウノトリが立っているのが見えました。

 シギチを見に戻ると、スコープ隊の方がスコープを設置してくれていました。

 私も列に並んで覗かせてもらいました。
 「ダイヤルを回して調整していいから」

 見ると、スコープの胴体がダイヤルになっていて、これがピントのようでした。
 双眼鏡と同じような要領で回すと、確かにピントが合うのでした。
 「なるほど」

 オジロトウネンは、他のシギチと見分けが付かないような淡い灰色をしていました。
 シギチ道の奥深さをかみしめる私。

オジロトウネン

 「鳥合わせをやります」

 そういう声がかかったので東屋に移動しました。
 東屋では先に着いた先方隊がくつろいでしました。

 鳥合わせとは、探鳥会で見られた鳥を確認し合う作業です。

 「コウノトリ」
 「アオサギ」
 「モズ」
 「ジョウビタキ」
 「オジロトウネン」

 列が長かったので前と後ろでは見られた鳥が違うのでした。
 「ツグミ、いたの?」
 「ジョウビタキ、いたんだ」

 観察した鳥は50羽を超えました。

 ケガ人がいないことを確認して、ここで解散となりました。
 解散となりましたが、元のスタート地点までみんなで沼の周りを歩きます。

 途中、ハクチョウ沼に来たときに
 「いるよ、ハクチョウ」

 朝はいなかったのですが、ハクチョウが3羽来ていました。
 今季、やっとハクチョウと再会できました。

コハクチョウ

 私はここに車を停めていたので、列を離れました。

 T沼はやはり鳥が多いと見直した一日になりました。


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