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青い鳥と蒼い湖 探鳥会レポート<奥S湖編>1/2話 2024年5月

 先日、ゆる支部の平日探鳥会に参加してきました。
 場所は奥S湖です。

 シジュウカラが木の間を横切ったり、上空をトビが飛んだりしました。

 木の上に3羽目のオオルリを見つけました。

 「この角度からなら見えるよ」

 探鳥会ご一行、オオルリが枝の間から見える角度で一列に整列。
 知らない人が見たら、なかなか謎の列だと思いました。

 平日探鳥会常連のSさんが、場所が分からないと言ったので、みんなで教えました。

 Sさんはだいぶ遠慮していたのですが「いいから、いいから」と、Sさんがオオルリを見つけるまで根気よく場所を教えました。

オオルリ、3羽目
オオルリ、4羽目

 結局オオルリは4羽出て、参加者全員で観察しました。

 途中、ピキピキとキビタキの鳴き声が聞こえたのですが途中で聞こえなくなりました。

 役員のMさんは
 「・・・近寄りすぎた、どっかいった」

 途中の公園でトイレ休憩がありました。
 公園からダム湖を見下ろしていた人が「オシドリの鳴き声がした」と言いましたが、見つけられませんでした。

魚が住めない酸性の湖
不思議な蒼

 ちょうどお菓子の「小枝」を持っていたので、休憩中に配ってみんなで食べました。

 歩いているとそうでもないのですが、立ち止まると空気はひんやりして、美味しいチョコが胃袋にしみました。

 途中、センダイムシクイが鳴く茂みがありました。
 姿は残念ながら見えませんでした。

 Sさんが大喜び。
 「チヨチヨチーね、まるで私を呼んでいるみたい」

 そっとSさんに近寄り
 「チヨって千代(せんだい)って書くでしょ」
 「うん」
 「だからセンダイムシクイ」
 「・・・そっか!」

 Sさん大感激。
 「昔の人の言葉のセンスときたらもう!」

 ものすごく喜んでくれました。

ダム湖にそそぐ川

 鳥が上空を飛びました。
 「あれはカケス」
 「羽ばたいたり、開いたりする飛び方が、カケス」
 「へー」

 そんな感じでダム湖を一周しました。

 最後にダム堤体の上を歩いているときに雨が降り出しました。
 探鳥会ご一行は慌てて堤体を渡り駐車場に移動しましたが、雨宿りできる場所がありませんでした。

 「鳥合わせを行います」
 「シジュウカラ、トビ、オオルリ、オシドリ、センダイムシクイ、カケス」

 雨の粒があたると、記録用紙のインクがじわりとにじみます。
 そのせいで焦りました。

 鳥合わせが終わると、「お疲れさまでした」とあいさつして、早々に解散となりました。

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