見出し画像

探鳥会レポート<K山編>番外編 2023年3月 カワセミの青い軌跡。

    先日、ニコ支部F分会主催の探鳥会に参加した後の話です。

 軽食屋さんで、焼きそばとコーヒーをいただきました。
 お昼を食べて元気が出たので、3つある池を周ってみたのです。

 下の池ではカモ類が頭を背中に預けて寝ていました。

 中の池でベニマシコとカワセミを見つけました。

 ベニマシコのオスとメスが仲良さそうに木の新芽をムシャムシャと食べていました。
 これから渡りをするので栄養をつけなければならないのはわかるのですが、内心で「これから伸びる新芽が……(涙)」と思いました。

真ん中にいるピンクがオス
右下の茶色いのがメス
ムシャムシャ
もぐもぐ モリモリ

 私はベニマシコとカワセミを交互に撮っていましたが、目の前をカワセミが1羽、ツッと横切っていったのを見て違和感を覚えました。
 カワセミ……もしかして、2羽いる?

 急いで青い軌跡を追いかけると、思ったとおり、カワセミが2羽いました。

カワセミのメスとオス

 2羽のカワセミをしばらく眺めていて、ハッとしました。
 カワセミたちが巣穴を掘っているところだと気がついたからです。

 そこは池の東側の崖になったところでした。
 土がむき出しになっています。

 カワセミは崖から伸びている木の根から飛び立ち、ある一カ所で羽ばたき続け、羽ばたきながらクチバシで土を掘っていたのです。

 その時間は長くありません。
 長く空中に羽ばたき続けるのは難しいのでしょう。

暗くて見えにくいけど
カワセミは中央より右にいます。
ホバリング(空中制止)
飛びながら
クチバシで掘り掘り

    疲れると根に戻ってきて止まります。
 それをオスとメスが交互に行っていました。

メスのクチバシは
土が付いて汚れています。

    何度か繰り返すと、不意にいなくなりました。

    疲れたので、食べ物を探しに行ったのではないかと想像しました。

    思いがけなく貴重な場面に遭遇してしまいました。
    感無量です。

    最後に上の池にも足を運びました。

    そこには先ほどまで探鳥会で一緒だった役員さんたちが集まっていました。

    スコップで穴を掘って、木を植えていたのです。

    日本野鳥の会で木を植えているとは、この時まで知りませんでした。

    私も年会費を支払っているけど、会の運営だけでなく、植樹などにも使われているようです。

    うん、いいな。
    鳥のためにもなるし、木が増えるというだけでも嬉しい。

    思いがけず知ることができたので、午後も足を伸ばして良かったと思いました。

こちらの記事がコングラを受賞しました。
スキを押して下さった皆さま
ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?