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自然を満喫 探鳥会レポート<K自然施設編>3/3話 2024年5月

 先日、K自然施設主催で行われた野鳥観察会に参加してきました。
 その名も「早起き野鳥観察会」です。

 センター前でコースの説明がありました。
 ざっくり山上コース、山中コース、山下コースという感じ。

 モカさんの方を見ると、満面の笑みで「山」と言いました。

 山の中腹を歩く希望者がいなかったので、山の上コースとふもとを歩くコースの2班に分かれました。

 コースを先導して下さったのは施設のレンジャーでした。
 少し残念だったのは、鳥よりも、植物が専門分野のようでした。

 山の上を歩いているときに、きれいな鳴き声がして足を止めました。
 キビタキの歌声に聞こえましたが、姿を見つけることはできませんでした。

 レンジャーがある木を指して
 「これ、なんだか分かりますか」

 モカさんが「お茶の木」と答えると
 「なんで分かったんですか!?」
 レンジャーの方が驚いていました。

 さすがモカさん、植物の専門家!と思った私。

 施設ができる前に、この辺りに人が住んでいたことがあったそうです。
 住民が庭に植えたお茶の木ではないかということでした。

 時々、赤い実を付けた低木がありました。

 レンジャーは言いました。
 「千両と万両の違いはなんでしょうか」
 どちらも赤い実を付ける植物ですが、あえて違いを挙げるなら
 「千両は鳥が食べる、万両は鳥があまり食べない」

 モカさんが赤い実の付いた木を指して
 「じゃあ、あれは万両」
 「えー」

 まさかと言おうとしたら、レンジャーが
 「あれは万両です」
 「シカは万両を食べないんです」
 私とモカさんは「シカも鳥も食べないんじゃ、毒じゃない?」と言いあいました。

 ちなみに赤い実が葉の外側に付くのが千両だそうです。

 マムシグサの雄花と雌花の見分け方などを聞く頃にはすっかり頭が植物モードになっていました。

 川沿いに山を下りて、テーブルツリーのところで鳥が飛んだのを見ました。
 その鳥は葉っぱの影になってしまい、まったく見えませんでした。

アナグマの巣
貴重な植物に
これまた貴重な幼虫

 もう一つの班と合流して、センター前に戻りました。

 「鳥合わせを行います」

 ホワイトボードが置かれて、そこに見た鳥の名前を書き込んでいきました。
 こういう形式の鳥合わせは初めてです。

 鳥の他にカエルの名前も書き込まれました。

 月末にも同じような観察会があるので、興味のある方はぜひお申し込み下さいと案内がありました。

 解散したのは朝8時を少し回ったくらいの時刻でした。

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