吹雪の中 探鳥会レポート<K公園編>2/2話 2024年1月
先日、ゆる支部の探鳥会に参加してきました。
集合場所はK公園の駐車場です。
前日の夜から雪が降っていました。
大雪で中止だと思ったのですが、予想外に人がたくさん集まってしまいました。
そこで、少し歩いてお宮参りに行くことになりました。
役員のMさんを先頭に歩きはじめました。
雪がどんどん降り積もります。
Mさんは迷うことなく雪道を進みました。
山道にさしかかり、山の上へと歩きます。
墓地を過ぎて、一番高いところに赤い鳥居と小さな覆い屋が見えました。
鳥居をくぐって覆い屋に入り、順番に並んで手を合わせました。
「雪が弱くなってきたね」
そんな話をしてお宮を出ました。
そのまま山を下りるのかと思ったら、Mさんはさらに登りはじめました。
細い道は、舗装された林道に突き当たりました。
林道も雪で真っ白です。
Mさんはさらに進みました。
途中、屋根だけの小屋を見つけました。
山で作業する道具を置いておく場所なのかもしれません。
「何か鳴き声がする」
「ミソサザイ!」
屋根の下にミソサザイが入り込んでいて、みつかっちゃった!とバタバタ飛びまわりました。
そこから飛び出すと、そのまま木の上に飛んで逃げました。
「Mさ~ん、鳥が出ました~」
「ミソサザイ~」
思いがけず鳥が出たので、探鳥会ご一行は大喜びでした。
ある地点でMさんが足を止めました。
「この先に古墳があるんだけど、見たい人」
脇道を100メートルくらい行ったところに古墳があるそうなので、みんなで見ることにしました。
探鳥会ご一行の中に考古学の専門家がいて解説もしてくれました。
「6世紀、仏教が広まる少し前、最近の古墳です」
「石の加工が平らできれい」
「奥の部屋が冥界、前の部屋は前室でお祀りするところです」
古墳に詳しくなった探鳥会ご一行は、ここで山を下りました。
帰り道、また雪がしんしんと降り始めました。
木の高いところにツグミがいたり、ウグイスの鳴き声を聞いた人がいたりしました。
集合場所近くに公園の東屋があったので、ここで鳥合わせをしました。
Mさんが鳥合わせの用紙を配りました。
「えー探鳥会は成立しました」
「ここで鳥合わせをやりたいと思います」
鳥合わせの一覧表に日付や参加人数を書き込みました。
天気も「雪」と書き込みます。
そうしたらMさんが「天気、吹雪」というので、雪の前に吹という漢字を書き足しました。
「ミソサザイ」
「ツグミ」
「ウグイス」
探鳥会で見た鳥を確認し合ったところ、7種類を観察しました。
「気をつけてお帰りください」
こんな感じで探鳥会は終了しました。
車にエンジンをかけて、車があたたまった人から解散しました。
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