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カワラヒワを探せ 探鳥会レポート<O施設>1/3話 2024年2月

 先日、ニコ支部O分会主催の探鳥会に参加しました。
 場所は自然が豊かなO施設です。

 集合時間15分前に到着しました。
 さっそく受付で記名し、保険料という名の参加費を支払いました。

 定刻になって集まるように声がかかりました。
 参加者は10人と少しでした。

 他の分会で役員をやっているベテランがふたり参加していました。
 ベテランふたりはスコープを持参していたので、スコープ隊が多い探鳥会となりました。

 この日は朝からカケスがにぎやかに鳴いていました。

カケス
青い羽根のワンポイントが目印

 最初にO分会長からコース説明がありました。
 今日配布された会誌の紹介もありました。

 それから先導のSさんが「出発します」と声をかけて園内に入りました。

 まずエントランスを抜けて左にある芝生広場を見ました。
 前回、施設主催の野鳥観察会が行われたとき、ここでオオカワラヒワを観察しました。

 役員のIさんが前に出て、オオカワラヒワの説明をしてくれました。
 「オオカワラヒワは背中の羽の白い筋がはっきりしている」
 「大きさはシメちゃんくらい」
 「渡り鳥なので冬にしかいない」

 経験年数がン十年のIさんも今まで3回しか見たことがないそうです。
 「そんなレアだったんですか」
 「だから写真に撮って」

 まさかの。

 芝生広場周辺に葉の落ちた背の高い木があって、その上の方にカワラヒワがいました。

カワラヒワ

 探鳥会ご一行、真剣にカワラヒワの観察を始めました。

 カワラヒワはけっこう木の高いところにいました。

 結局、この時は「背中が見えないから、なんとも言えない」ということになりました。

 探鳥会ご一行は芝生広場の奥に進みました。

 この日は小学生の鳥太くんが参加していました。
 目も耳もいいので、誰よりも先に鳥を見つけます。

 この日も「ジョウビタキがいた!」とすっ飛んでいきました。

 大人は後から駆けつけてジョウビタキのオスが背の低い木や地面を飛び回るのを楽しみました。

ジョウビタキのオス

 鳥太くんは「猛禽がいた!」とさらに奥に進みました。

 猛禽類は羽根をゆっくり羽根を揺らすと、さーっと飛び去っていきました。
 「あー、ノスリ?」
 「そうですね」

 大人は飛び去るノスリをのんびり観察しました。

 鳥太くんはカメラの画面を見て、「焦点が合わなかった」とつぶやいていました。
 ちょっとガッカリしている様子。

 そこで大人は「撮れた?見せて?」「すごい」「だいじな証拠写真だよ」と褒めるのでした。
 なにしろ大人達は誰もノスリを撮れていませんからね。

 探鳥会ご一行はUターンしてまた芝生広場まで戻ってきました。
 今度はハッキリとした白い羽根のあるオオカワラヒワを見られました。

羽根の白く太いライン
オオカワラヒワでよさそう

 次は山頂方面に向かいました。

2につづく。


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