見出し画像

探鳥会レポート<M公園編>1/2話 2022年12月 トリキチと大雪

    先日、ニコ支部T分会主催の探鳥会に参加しました。
 集合場所はM公園です。

 この探鳥会は、過去に初心者向け野鳥観察会等に参加した人を正式に日本野鳥の会へお誘いすることを目的としたものでした。
 私はすでに会員だったのですが、非公開の探鳥会の案内が来たので、ちゃっかり申し込みました。

 楽しみにしていたのですが、その日は雪が降って一面真っ白でした。
 これは中止だろうと思って案内通知にあった電話番号にかけてみました。

 数回のコールの後に電話がつながりました。
 「こっちは降っていませんよ」
 「晴れ間が出ています」
 「え……じゃあ、向かいます」

 今月初めに自分で冬タイヤに交換したのが役に立ちました。

 真っ白な道路をゆっくり走ってM公園に到着しました。
 走っている途中、吹雪いているような気がしたのですが、M公園も見事に吹雪いていました。

だ、だまされた…

 公園の中を移動していたら見慣れた探鳥会ののぼりを見つけました。
 のぼりの近くに車を止めました。

 厚手のダウンを着た人が3人ほど集まって、話し込んでいました。
 そこに近寄って
 「今日の探鳥会に申し込んだのですけど」

 そうしたら3人が一度に言いました。
 「さっきまで晴れていたんだよ」
 「5分くらいでこの様さ」
 「タイヤは大丈夫かい」

 タイヤはスタッドレスで、うちも真っ白だったと答えると
 「じゃあ、安心だ」
 「今日はカモが7種類いるよ」
 こうに返されました。

 この時点で視界ゼロに近いほど雪が降っていたのですけど、みんな鳥を見る気満々でした。

 ……やるんだ?

 私は腹をくくり「準備をしてきます」とその場を離れたのでした。

 カメラと双眼鏡、参加費の100円玉、名札、ペットボトルの水、傘、筆記用具。
 雪なのでこの日の持ち物は最低限です。

 公園内に屋根だけの東屋があって、そこで待つように言われました。

 東屋に行くと何人かいました。
 「おはようございます」
 そう声をかけて受付を済ませました。

 参加者は全部で2名、雪のために来られない人が多かったようです。
 役員は5人でした。
 初心者向け野帳観察会の時にお世話になった人たちのようで見覚えのある人もいました。

 時間になって挨拶がありました。
 「トリキチはこういう天気でも鳥を見ます」
 「せっかくなのでいろいろ聞いてください」

    トリキチなんて呼び方、初めて聞きました。

 最初に東屋から池の鳥を観察しました。
 東屋には屋根がありますが、雪が横殴りで降っているので、あまりありがたみを感じませんでした。

 雪が降る中、カモを観察しました。

2につづく

マガモ
ジョウビタキのメス
斜めの白い線は、雪です。

この記事が参加している募集

ふるさとを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?