谷で待つ 探鳥会レポート<M公園、O歴史公園編>1/3話 2024年3月
先日、ゆる支部の探鳥会に参加してきました。
今回はM公園とO歴史公園をはしごします。
集合場所はM公園でした。
早く行って先に鳥を見ていようと思ったのに、着いたときは30分前で、普通に受付が始まっていました。
集まった人と話しているうちに時間になりました。
この日の天気予報は雨のち雪でした。
でも、曇った空は明るい感じがします。
「このくらいなら、なんとか天気は持ちそうだね」
と、話していました。
やがて、役員さんの声がかかりました。
「集まってください」
「O歴史公園に珍しい冬鳥が入っています」
「M公園を早めにあがって、雨が降る前にO歴史公園に移動しましょう」
「今日は時間の都合で自己紹介はなしにします」
慌てて手を挙げたのはSさん。
お友達が初参加だそうで、その方は自己紹介をしました。
探鳥会ご一行はさっそく近くの池を覗きました。
「マガモしかいないな~」
池をのぞいた後は、その先に続く森の中へと進みました。
ベテランの女性が木の上の方を指しました。
「あそこに鳥がいます」
曇った白い空を背景にすると、鳥の姿がよく見えません。
カメラで撮った人たちが「シメ!」と言いました。
森の道はふたまたに別れました。
右へ行くと先ほどのマガモしかいない貯水池の周りを歩きます。
左は細い小川が流れる谷間です。
なるべくショートカットしたいであろう、役員さんの気持ちを忖度して左へ進みました。
「ここは鳥が多いですよね」
「でも、きれいになりすぎだ」
いつもならもう少し草木が茂っているのですが、地面すれすれで刈られていました。
山のパトロールをしているSさんが
「クマよけなんだろうけど、こんなに短くしなくても効果があるのに」
「草がガサガサ音を立てた方が、むしろ気が付く」
探鳥会ご一行は谷間の入り口で待つことにしました。
静かになると鳥が出始めました。
鳥が飛んできて、細い小川にダイブして、またすぐに飛び去っていきました。
「あれってカケス?」
カケスはにんげんの目があると、まず降りてこない鳥です。
残念ながら飛び去るのを見送るばかりでした。
「そこの木の根の上に何かいない?」
その方が指した方向には、特徴的な木の根が土から覗いていました。
根の上にちょこんと乗っている鳥がいました。
「シロハラ」
見やすい位置だったのでみんなで観察できました。
2につづく。
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