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初めまして、ハジロカイツブリ。

    私がカモのいる池をはしごしているときに、鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんからメールがありました。
    M沼なら合流できるとのことです。

    そういうわけで、M沼へレッツゴー。

    私が着いたとき、モカさんは沼から少し離れた場所で立ちすくんでいました。

    モカさんは私の姿を認めると
     「オシドリがいっぱいいる」
    と、言いました。

夕方になると
木の上にあがるオシドリたち。

    私も双眼鏡を取り出します。
    池の奥の方にカラフルなオシドリがたくさんいたのでした。

    たまたま同じタイミングで来ていた鳥屋のおじさんが言うには、少し前にM公園にたくさんオシドリがいたのだけど急にいなくなったのだそうです。
    そのオシドリがM沼に移動してきたのだろうという事でした。

   M公園のオシドリは私たちも見ていたので、まさかのーと感心しながら見ていました。

   ふいにモカさんが言いました。
    「白いのがいる」

    そうに言われてよく見ると、どうもカイツブリです。
    私は少し考えて
    「白いカイツブリならカンムリカイツブリがいるけど……あれは、首が長くないから違うよね」
    「アルビノとか?」

    モカさんは納得行かなかったみたいで同じ質問を鳥屋のおじさんにもしました。

   鳥屋のおじさんはM沼を眺めて
    「撮った方がいい、あれはハジロカイツブリだ」
    「ハジロカイツブリ!?」

   鳥屋のおじさん曰く
   「眼が赤いのが見えた」
   「眼が赤いのが特徴なんだ」
   数が少なくて、なかなか見られない鳥だそうです。

左:ハジロカイツブリ
右は、たぶんヒドリガモ?

    初めて見ました!
    名前も初めて聞きました!
    なんだかすごく新鮮。

    ハジロカイツブリは3羽いました。
    なかなか近くに集まらず、3羽集まった写真は撮れませんでした。

    モカさんが声をかけてくれたおかげですごく貴重な鳥に会えました。
    新しく鳥を覚える楽しさを、ハジロカイツブリのおかげで、急に自覚してしまいました。

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