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カタクリの花と鳥見 鳥見散歩<I神社・K山編> 2024年3月
鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんとI神社近くの駐車場で待ち合わせをしました。
待ち合わせができそうで、しかも鳥のいそうな場所ということでI神社になりました。
I神社は山の上にあります。
ふもとでは地元の人たちがカタクリを丹精込めて育てています。
カタクリの花が咲く時期には少し早かったのですが、数本咲いているのを見ることができました。
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カタクリを見終わると、モカさんはおもむろに山を登り始めました。
山を登るとは聞いていなかったので、慌てて後を追いました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711618833959-GkaZKMnTaZ.jpg?width=800)
山頂には神社が祀られていました。
せっかくなので手を合わせてご挨拶しました。
モカさんは私の次に手を合わせました。
モカさんが「こっち」と言って神社の隅にある木まで案内してくれました。
「前に来たとき、ここにフクロウがいて」
「えっ、フクロウ?」
「その時は鳥に興味なかったけど『こんなところにフクロウがいるんだ~』って」
モカさんがニコニコしながら言いました。
その枝をよく見てみたけれどフクロウの気配はありませんでした。
神社の参道(頂上までの階段)を一気に下って、モカさんは正面にあった次の山を登りました。
ここでも山に登るとは聞いていなかったので、慌てて追いかけました。
私が感心しながら
「ここ、登れるんだ」
「来たの、はじめて?」
「うん」
すぐに小鳥に囲まれました。
「そこにエナガ」
「シジュウカラも」
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モカさんが遠くをさして
「あそこにアカゲラがいる」
私は一生懸命見たけれど、見つけられませんでした。
「ごめん、分からないみたい」
「そこに白い木があるでしょ」
「白い木が分からない」
私の目には白っぽい木はまったく見えず。
![](https://assets.st-note.com/img/1711618580431-mguePVQqGy.jpg?width=800)
モカさんはものすごくていねいに教え始めました。
「そこに木があるでしょ、その向こうにもあるでしょ」
「穴の空いた木」
「その穴の空いた木の後ろの、その後ろ木」
「あっ!」
信じられないくらい奥にある木にアカゲラがいて、コココココと枝をつついていました。
「よくあれに気付いたね・・・!」
モカさん、超能力者か!?
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![](https://assets.st-note.com/img/1711618440364-3xz7jDgLAW.jpg?width=800)
しばらく進むと、袋とトングを持っている女性に声をかけられました。
「鳥に詳しいですか?」
女性が知りたいのは、群れを作って木に止まっている茶色い鳥だそうです。
この時期に群れを作る、この辺りで見られる、木に止まっている、茶色系というのが当てはまるのはそんなに多くありません。
「カワラヒワ?」
持っていた図鑑を見せたところ「もっと茶色いの」と言われてしまいました。
ちなみに、他に当てはまりそうなのはこちら。
「アトリ」(でも、茶色くない)
「カシラダカ」(でも、高い木より、土手など低い場所にいる)
結局分かりませんでした。
モカさんが
「今の人、松ぼっくりを拾っていたね」
「えっ、ゴミ拾いしているのかと思った」
モカさんが案内してくれた先に小さな展望台がありました。
すぐ下に走る国道がよく見えます。
「ここ、国道から丸見えだね」
「気がつかなかったの?」
今まで、まったく気付いていなかったけど、次からは国道を走りながら山を見上げようと思いました。
山を下りてからお茶の時間にしました。
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