野鳥観察指導会レポート<W遊水地編>6/6話 2022年10月
鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんと都合があったので、W遊水地で行われた野鳥観察指導会に参加してきました。
珍道中なレポートになると思うので良かったらお付き合いください。
W遊水地内に周囲を見渡せるタワーがあり、そこから周囲を見回しました。
モカさんは猛禽を見つけましたが、遠くてよく分かりませんでした。
H講師から教えてもらった川に到着しました。
今、ちょうど川の水が無くなって、干潟にシギ・チドリ類が集まっているそうです。
川沿いにある細い道からのぞき込みました。
水たまりに小さな鳥がいるのがすぐに見つかりました。
細いくちばしで水の中をツンッとつついています。
「シギチ!」
鳥屋はシギとチドリを略してシギチと呼びます。
シギチを見ながら少しずつ上流へ移動しました。
上流には白い車が止まっていて、写真を撮っている鳥屋のおじさんがいました。
その方にあいさつをしたらシギチの名前を教えてくれました。
「あれはアメリカウズラシギの成鳥で冬羽」
モカさんが指を折るようにしながら名前を確認していました。
「アメリカウズラシギの、成鳥で、冬羽」
そこを数えてどうするのだろうと思ったのですが、突っ込まないでおきました。
シギチを目当てに来ていると知って、そのおじさんは視界に見えるシギチの名前を全部教えてくれたのですが、覚えられませんでした。
おじさんのお目当てはアカエリなんとかシギだそうです。
(後で調べればいいやと思ったら、似たような名前のシギが複数いました/涙)
おじさんは川の下に降りて撮影をすると言いました。
「飛ぶかもしれないから、よく見ていて」
素直によく見る私たち。
人の気配に驚いて、鳥がぱーっと飛び立ちました。
「本当に飛んだ!」
おじさんが川から上がってきました。
お目当てのアカエリは飛ばなくて、おじさんは無事にカメラに収められたそうです。
飛んだのは別の個体らしい。
おじさんに言われて私たちも川を降りてみたのですが、移動したらしく、見つかりませんでした。
おじさんはさらに
「タシギがいる」
と、教えてくれました。
モカさんはすぐに見つけたようでした。
私もモカさんに教えてもらって撮影することができました。
タシギは図鑑でもちょっと印象に残る顔をした鳥で、なんだか不思議な気がしました。
シギチを見ているときに上空をコウノトリが飛びました。
1週間に3日くらいコウノトリが飛んでくるそうなので、今回もまた会えた!という感じがしました。
モカさんは今のところコウノトリに100%遭遇しているのでうらやましいです。
シギチのおじさんに別れを告げて帰路についたのでした。
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