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カモの緑がまぶしい 探鳥会レポート<T沼編>2/4話 2023年11月

 先日、ニコ支部T分会の探鳥会に参加してきました。
 場所はT沼という鳥が多く集まる沼です。

 これからカモ類の多い場所を歩きます。

 キンクロハジロを見ていて、最後尾になってしまった私たち。

 T分会長は足を止めました。
 「おっ、あれはアメリカヒドリじゃないか」

 T分会長の奥様がサポートについていて、他の参加者に「アメリカヒドリがいます」と声をかけて回っていました。
 すごく親切です。

 この辺りでアメリカヒドリは珍しいです。

 アメリカヒドリはくちばしを羽根の下に入れてお休み中でした。

アメリカヒドリ

 光の加減で撮るのが難しかったです。
 なんとかそれっぽい写真を撮るのが精一杯でした。

アメリカヒドリ

 前にいた人が声をかけてくれました。
 「キンクロハジロがいます」

 水面を眺めてキンクロハジロを探していたら、前の方にいた人が後方集団の所へ駆け寄って、声をかけました。
 「トモエガモがいます!うんと近い!」

 この辺りではトモエガモも珍しいです。
 「えっ、トモエガモ!」

 言われた場所を見てみたら、カモが多数。

 水面に浮かぶカモの黒い影を双眼鏡で1羽1羽見ていきます。

 頭の後ろに白い模様があるカモがなんとなく見慣れないカモに見えました。
 よく見たら、それがトモエガモでした。

トモエガモ

 私がBWG(バードウォッチングガールズ)と呼んでいるお姉様方が、水面まで降りられる階段を使ってそろそろと接近を試みました。

 さすが!
 大胆です。

 というわけで私も付いていきました(オイ)

 BWGのお姉様が実況中継してくれました。
 「今、マガモの隣、マガモを追い抜いた」

 カメラのファインダーから、トモエガモの後ろにマガモの姿が見えていて、間違いなく同じトモエガモを見ていると確信します。
 トモエガモもマガモも、羽根が光を反射して、妙に緑がまぶしい写真になりました。

トモエガモとマガモ

 この日は風が少し強かったのですが、T分会長曰く
 「カモは風に向かっておよぐ」
 「じっとしていると風で流されちゃうから」

 カモは風に向かって泳いでいるのかもしれないし、逃げているのかもしれませんが、岸からはどんどん離れて行ってしまいました。

 トモエガモが見えるうちに、次の人に場所を譲ろうと考えて、私は早めに岸からあがりました。

 私はそこで、沼に背を向けるT分会長の姿を見つけました。

3につづく。


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