カモの多い貯水池 探鳥会レポート＜Ｇ森編＞３／３話 2024年3月
先日、ニコ支部Ｔ分会の探鳥会に参加しました。
場所はＧ森で、森、芝生広場、美術館や博物館があるような公共施設です。
少し前を歩いていた人たちがハヤブサを見つけて「ハヤブサ！」「早く早く！」と呼んでくれました。
「あれって、デコイじゃない？」
正体が分かって参加者はガックリです。
とぼとぼとその先にある貯水池に移動しました。
ここはカモがよく集まるところです。
いろんな種類のカモが集まることから、ベテランさんたちが渡り鳥の集合場所ではないかと憶測しています。
貯水池に着いたら、先頭の人たちが同じことをしていました。
「ハヤブサ！」
「あの鉄塔の上に！！」
一緒に歩いてきたスコープ隊がそっと教えました。
「あれはデコイだよ」
「デコイ？なんでそんなものが！」
「カラス避けだろ」
「えー」
私の近くに立っていた人が
「ハヤブサにあんな黒い模様があったかなって思った」
こんなことを言っていて、ハヤブサに詳しいところがすごいなと思いました。
探鳥会ご一行、改めて貯水池を観察しました。
スコープ隊のＪさんが
「マガモ、コガモ、カルガモ、オカヨシガモってところかな、あっ、ヨシガモがいる！」
そう言ってヨシガモにスコープを合わせていました。
何か珍しいカモが混ざっていないかなと思ってじっくり見ていたら、カモとは違う鳥を見つけてしまいました。
「あの、バンがいませんかね、バン」
「本当だ、バン」
「バン？」
「一番奥のコンクリートの上にバン！」
バン情報は伝言ゲームのように広がっていきました。
こんな開けたところにバンがいるのは珍しいなと思いました。
右はコガモ
見切れているのは不明
探鳥会ご一行は再び歩き始めました。
施設内の広場で鳥合わせを行うそうです。
施設に入ると森が濃くなります。
私がシジュウカラを見ていたら、後ろから来たＳさんが
「あっ、アカゲラ！」
「私が見ているのはシジュウカラですけど」
「えー、でも、何を見ているのかなと思ったら、アカゲラがいたもの」
Ｓさんに教えてもらったら、すぐ目の前にアカゲラがいました。
しばらくじっとしていてくれて、アカゲラを楽しみました。
すぐ後ろにいた後方部隊がなかなか動きませんでした。
何か熱心に鳥を見ている様子です。
あとで聞いたら、後方部隊はアオゲラを見られたとのことでした。
遅れていた人たちが追いついて鳥合わせが始まりました。
鳥合わせとは、探鳥会で見た鳥を照らし合わせる作業です。
「ハヤブサ、きれいでしたね」
Ｔ分会長は「ヒヒヒ」とお代官様のように笑いました。
「マガモ」
「コガモ」
「カルガモ」
「オカヨシガモ」
「ヨシガモ」
「バン」
私は見られなかったのですが「カワセミ」の名前が挙がりました。
「気をつけてお帰りください」
こんな感じで探鳥会は終わり、解散となりました。
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