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【読書日記】2020/12/1 お菓子とビール サマセット・モーム(ちょっとネタバレ)

美味しそうなタイトル。

図書館の「食欲の秋」コーナーにあったのですが、お話には出てきません。

作家である友人より、 亡くなった偉大な小説家との思い出を語ってほしいと依頼されます。

思い出されるのは、小説家のことではなく、その夫人の事。

初めてその夫人にあった少年の頃から婦人に惹かれていき、青年になった主人公はその夫人とただならる関係になるのですが、回想をしている、「現在」でその夫人の評判というのはあまり良くありません。

しかしながら、読み手も主人公同様にその夫人のただならぬ魅力に惹かれていきます。

晩年近くまで夫人のことは書かれているのですが、
非常に魅力的に描かれております。

解説で知ったのですが、
この夫人にはモデルがいて、作者はその方にプロポーズしたんだそう。
(断られたとのこと)

「月と6ペンス」のような強いメッセージはないのですが、
タイトルの「お菓子とビール」のように、読んでいるて楽しいお話でした。

素敵な本に出会えたことに感謝。

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