フードエッセイ・子持ち鮎の煮付けの旨みは?
スーパーの鮮魚コーナーで、お腹がぱんぱんに膨らんでいる鮎を見つけました。
その名も『子持ち鮎』、『落ち鮎』とも。
旬は今だけ。見付けたらぜひ塩焼きや甘露煮など作りたいところです。
普通に『子持ち鮎』は塩焼きが一般的。
滋賀県に行くと美味しい甘露煮が有名ですが、今日買えたのは岐阜産でした。
さて、煮付けてみるきっかけですが、
先日、休みの日の前夜、お気に入りの居酒屋さんに行った時に『子持ち鮎』の煮付けのメニューを発見!勿論、早速オーダーです。
甘露煮以外の煮たものは経験が有りません。
山椒の実をふんだんに加えて、絶妙な味加減。
甘過ぎず辛過ぎず旨味がギュッと詰まっている!
そんな感じの美味しさ。
これはやはり家でも作りたいなぁ〜と思いました。
さて子持ち鮎が手に入ったので、舌が覚えた味の再現をしてみます。
(最近特に作ったことが無い物の試作が増えたように思います)
◆ 『子持ち鮎』の実山椒で煮付け
お腹の皮が薄いので慎重に、破れないように真水で洗います。何しろはち切れそうです。
鍋に出汁を入れ、昆布を敷いて醤油、酒、味醂、隠し味の砂糖を少々加えて煮付けます。
酒は多めに。
甘露煮では無いので甘みは控えめにして、山椒の実を加えて煮ていきます。
山椒の実は春に沢山冷凍してあります。
こんな時に役立つのがとても有難い!
夜の冷んやりした空気が『子持ち鮎の煮付け』の旨味を一層引き立ててくれました。
あんなに暑かった夏から秋になり、もう苦しさを忘れています。
疲れを癒やす、今日のおうちごはんを作る気力が、また戻ってきました!
それではまた🍀